松居一代と栄一郎の結婚に猛反対
船越パパは正しかった
2017年7月16日 日刊ゲンダイ
亀の甲より年の功とはよく言ったもの。
年長者の経験や知恵は尊いという例えだが、老いたる馬は道を忘れずという別の言い方もある。
ひとり息子の船越英一郎(56)と松居一代(60)との結婚を当初から反対していた船越英二さん(2007年に84歳で死去)は、結果的に見ると正しい判断をしていたことになる。
父の船越英二さんは、01年に行われた2人の披露宴も欠席。
バツイチ・子連れ(当時=小6の息子)の松居を気に入らなかったからとされ、結局、鬼籍に入るまで一度も嫁と会うことはなかったという。
まさしく偏屈な老人で、当時はマスコミにも「女性に対する偏見・差別だ」と批判された。
騏麟も老いては駑馬に劣るというわけである。
「ただ、昔から亀の甲より年の功と言われることにも意味はあります。
人間は体験の中でしか判断を学べません。
その点、親は子より確実に経験があり、しかも子を思う深い愛情がある。
頭ごなしはいけませんが、父親が『若い娘は夜遅くまで出歩いてはいけない』
『とりあえず大学は出ておけ』と言うのも、その一つ一つに先人としての深謀遠慮があります」(国士舘大学講師でビジネス能力開発研究所代表の安重千代子氏)
船越パパも、どうやら単純に松居一代が嫌いだったわけではなさそうだ。
「芸能界に生きる女性特有の気の強さというか、その点を心配していたそうです。
父の船越は、息子のおっとりした性格も見抜き、芸能界入りの際も反対したほど。
結婚後、息子が尻に敷かれるのを予見していたのです」(芸能リポーター)
老人は考えが古いと一方的に拒絶すると、今の船越栄一郎のようになってしまう。
暑いです。