国防軍としての議論なく
占領軍命令の
「警察予備隊→保安隊→
自衛隊」の不幸
憲法制定時、憲法9条で日本共産党の野坂参三氏の「国防軍も否定するのは問題だ」との指摘に対し、当時の政府は「憲法の理念に沿って平和を希求する」と軍隊を否定したのです。
それが朝鮮戦争勃発で米国占領軍が出兵するため 日本の占領軍の手薄さを埋めるるために「警察予備隊」創設の命令で誕生したことが 今の自衛隊が「国防軍」としての機能不全のまま近代兵器装備の「軍でない自衛隊」という 世界でも不思議な組織にしてしまったのです。
日本「防衛軍」の意識なき国土計画
今、Jアラートなどで 北朝鮮のミサイルの脅威を煽っている安倍政権ですが、国土整備と自衛隊運用の統合計画なしに国民の命を軽視してきたのが現状です。
有事の時があるとしたら、今の道路や地下施設などで国民の命を守れるのかが問題なのです。
国民の避難体制がなく 国民を人質を取られた中で 陸上自衛隊は戦えるのかという命題です。 まして戦車・装甲車などの重砲機甲部隊が移動する強度を持った道路・橋が 整備されているのか??
どうも防衛族といわれる議員達は 国民の命より政権維持できればいいとでも思っているのでしょうか・・・。
防衛軍でないための装備品のムダ?
救命するためのヘリコプターが なぜ陸・海・空で違う機種になるのか・・。
通信が陸海空でリンクされているのか、米軍との個別リンクはあるようですが、防衛のための統合運用に支障はないのか?
その他、山岳が多い日本で 陸自の機甲師団は必要なのか・・、
災害派遣の装備や救急装備やレンジャーの小銃などの世界照準化などが必要ではないでしょうか。
無線や車両など・・・、武器選定・操縦・整備・運転・基地・指揮系統は整備されているとは言えないのではと思います。
各組織の整備統合
海上自衛隊と海上保安庁・海上警察などの組織統合や重複業務の整理。
陸上自衛隊と国土交通省、法務省、消防、警察などの役割分担と統合の可能性。
航空自衛隊と米軍占領空域、運輸省の占領空域の見直し。
憲法改悪より先に
「国防」軍、国土整備の見直しを
今、安部政権や改憲勢力は、自衛隊を対米従属軍にしないための 「国防」「国防軍」「国防的観点でのインフラ整備」の在り方を 真剣に考えて欲しい。
現状の自衛隊をそのまま憲法に書き加えても 道路交通法・刑法・民法などの法律にがんじがらめにされ
隊員の現場判断で交戦はできず 交戦しても刑法の殺人・傷害罪に問われかねない状態では「隊員に死ね」と強制しているようです。
国民の避難体制も災害被害に対する援助・支援の「自己責任」論の理不尽な対応を見るかぎり 早急に検討を要すると思います。