室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
傲慢でぶれない自民党と公明党
国民のことは考えていない
2018年7月20日 日刊ゲンダイ
「(中略)命より利権、人々の生活より博打解禁、被災地域よりアデルソンやトランプへの貢ぎ物、まったくぶれない身勝手な政治姿勢!」(自由党共同代表・山本太郎)
これは12日の参議院内閣委員会での太郎ちゃんの発言。
野党は早くから、国会で「法案審議を後回しにし、とにかく災害対策を優先しよう」と言っていた。
けれど、自民党と公明党は聞く耳を持たないのだった。
なにがなんでも、カジノ法案と水道民営化法案と参院6増法案の審議を進めていく。
カジノを作って、外国人客を呼び込むといった嘘はもうバレている。
見込み客の8割は日本人。
儲けの7割は、トランプ大統領のスポンサー、サンズのアデルソン会長の懐に入ることも分かっている。
やっぱ、あれか?
7月19日号の週刊文春に「安倍政権中枢へのカジノ『脱法献金』リスト」って記事が載っていたが、そういうことが理由なんか?
政治資金規正法で外国企業からの寄付は禁止されているが、安倍政権にルールなんてないからさ。
米国に逆らえないといった理由だけじゃないじゃん。
自分らもちゃっかりおこぼれをもらっておる。
とんだ売国だ。
バカのひとつ覚えのように、なんでもかんでも民営化ってどうなのか?
民営化することにより、水道代が高くなり、止められる家庭が続出したらどうする?
水は命に直結している。こういうところこそ、国が守らなきゃダメだろう。
なんで今、国会議員を増やさなきゃなんないの?
西日本の水害で分かったろ?
天災に備えることが必要だって。
それには莫大な金がかかるし、今回、被害に遭ってしまった方々が、平穏な日常を取り戻すにも金がかかる。
今はそれどころじゃない。
つくづく思う。傲慢な自民党と公明党は、国民のことなんて考えていない。
考えているのは、自分と自分の仲間のことだけ。