2018年09月07日

北海道地震でも安倍はネトウヨ番組『虎ノ門ニュース』に

北海道地震が起きても
安倍首相はネトウヨ番組
『虎ノ門ニュース』出演強行!
有本香、百田尚樹と和気藹々の映像が
2018.09.06 LITERA編集部

 暴風被害をもたらした台風21号が過ぎ去った北海道を、本日未明、震度6強の大きな揺れが襲った。
気象庁によれば震度7を観測した地域もある可能性があるといい、震源に近い厚真町では大規模な土砂崩れが発生、被害の全容はまだ明らかになっていないがすでに死者や多くの安否不明者が報告されている。
また、現在も北海道全戸で停電が続いているなど、予断を許さない状況がつづいている。

 だが、そんな緊迫した状況のなかで、なんと、本日の朝8時、安倍首相があのネトウヨ向け番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』に登場したのだ。
 しかもその内容は、司会の居島一平が「ついにこの瞬間が来ましたよ〜!」と大はしゃぎし、木曜レギュラーの有本香とともに、安倍首相が自ら番組タイトルを笑顔でコールするという脳天気なムードでスタート。
同番組を観たことがあるかと問われると、安倍首相は「密かにありますね」と明かすなどご機嫌な様子で、有本が外交やアベノミクスを褒めあげると、安倍首相もトランプ大統領やプーチン大統領との仲良し自慢を展開。

 さらに、このインタビュー収録には火曜レギュラーの百田尚樹も「スタッフ」として参加しており、安倍首相も百田の姿を見つけると顔をほころばせながら手を挙げて挨拶するなど、“安倍応援団”に囲まれて終始ご満悦。
最後には再び番組に出演することを約束したほどだった。
 言っておくが、これは収録済みのVTR出演だったとはいえ、災害が発生してわずか5時間後のこと。
総理大臣としてあまりに無神経すぎると言わざるを得ないだろう。

 そもそも『虎ノ門ニュース』とは、沖縄ヘイトを垂れ流して放送倫理・番組向上機構(BPO)から「重大な放送倫理違反があった」「人種差別を扇動」と認定された『ニュース女子』を制作するDHCテレビによるネット番組。
安倍首相はこのDHCテレビのインタビューを3日の午後4時11分から57分まで公邸で受けており、実際、安倍首相の公式Twitterでも昨日から番組告知が流され、本日8時に放送されることを宣伝してきた。

 その上、放送を控えた本日午前3時8分、北海道でこれだけの大地震が発生した。
こんな状況下でインタビューが放送されれば、いくら事前収録とはいえ、被災した国民をあまりに軽んじるもの。
そのため、さすがに安倍首相のインタビューの放送は延期か中止されるものと思われた。
実際、2016年に安倍首相が『ワイドナショー』(フジテレビ)の収録に参加したあとの4月14日に熊本地震が発生した際は、17日に放送予定だった安倍首相出演回の放送は延期された。
このときの放送延期は官邸からの申し入れによるものだったという。
 つまり、きょうも放送の延期を申し入れることはできたはずなのに、それをせず、安倍首相は国民の神経をわざわざ逆撫でするような放送を許したのだ。

 それはなぜか。その答えは、有本が生放送のスタジオトークで明かしていた。

安倍がVTR放映を強行したのは
「総裁選告示前の最後のチャンスだから」
 今回の安倍首相の出演は、百田や萩生田光一・自民党幹事長代行なども調整に当たったといい、当初はスタジオで生出演する方向で打診。
安倍首相側も「生放送でやっているのが醍醐味の番組なのだから、生で行くのがいいですよね」と乗り気だったらしい。
多くの国民が視聴する地上波ではない、ネットのネトウヨ番組にどこまで力を入れているのかと呆れるが、ただ、放送時間帯は閣議などもあり忙しいため収録となったというのだという。

さらに、そこからも一悶着があった。
「じつは収録も今週の後半にやる予定だったんですけれども、総裁選が明日、告示なんですね。
ですから、告示より前に、えー、やると。
なぜならば、一応、自民党の総裁選というのは、じつは公職選挙法の範囲ではないわけですけれども、しかし、それに準ずるかたちでやるという方針です。

ですから単独インタビューというものは、その前に、それぞれ自由にやろうという期間にやったほうがいいだろうということでですね、じつは急遽、収録の日にちも早まって、我々もだいぶ泡食ったということがあるんです」
 本サイトでもお伝えしたようにhttp://lite-ra.com/2018/08/post-4215.html、自民党は8月28日に新聞・通信各社に対し、総裁選での「公平・公正な報道」を求める文書を配布。
候補者のテレビ出演や新聞へのインタビュー記事は同等に扱えというもので、安倍首相は対抗馬である石破茂・元幹事長との直接対決から逃げる一方で、石破氏単独のメディア露出を潰すため、新聞・テレビに圧力をかけたのだ。

 だが、そうやって公選法と同じルールをメディアに課した以上、今回の『虎ノ門ニュース』出演も告示後の放送とするわけにはいかなくなる。
そのために、安倍首相はきょうの放送をやめるよう申し入れなかったのだ。
 ようするに、北海道で発生した大地震で被災し不安の只中にある国民がどう思うかという感情や、総理大臣としての態度よりも、総裁選を控えてネトウヨにアピールするためのネット番組のインタビュー放送のほうを安倍首相は選んだのである。  

有本は生放送のスタジオトークのなかで「こういうことになりましたんで、今朝、こういう番組を流していると、また『安倍総理はけしからん! こんなときに!』という勘違いをされてはいけないと思いますので」と言い、3日に収録済みのものだと強調したが、この最中に放送を許している、その安倍首相の姿勢は批判を受けて当然の話だ。

 そして、西日本豪雨での「赤坂自民亭」問題や、昨日の台風21号の被災地を無視して、首相としての公務ではなく総裁選の票固めという私的用件のために新潟に出かけた件を含め、安倍首相がいかに被災者を棄民扱いしているかということが、これでハッキリしたと言えるだろう。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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