2018年10月03日

貴乃花退職で「協会は試練をクリアした」 相撲記者発言に貴闘力「見てる方は嫌」

貴乃花退職で
「協会は試練をクリアした」
 相撲記者発言に
貴闘力「見てる方は嫌」
2018/10/ 2 JCASTニュース

東京相撲記者クラブ会友の記者・大見信昭氏が2018年10月2日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)で、貴乃花親方の退職決定を受けて「相撲協会は大きな試練をクリアした」と発言する場面があった。
両者の見解の相違が払拭されないままの引退劇だったにもかかわらず、一件落着とでも言うような言葉だったため、インターネット上で疑問の声があがった。

「クリアでいいのかな...」 1日の臨時理事会で正式に決定した貴乃花親方の退職。
これで貴乃花部屋は消滅し、「平成の大横綱」は角界を去ることとなった。
貴乃花親方と協会側は最後まで平行線をたどった。

「5つある一門いずれかに所属しない親方は部屋を持てなくなる旨の決定が理事会でなされた」
「告発状の内容を事実無根と認めなければ、一門の所属が認められないと要請を受け続けた」と主張した貴乃花親方に対し、芝田山広報部長はいずれについても「そのような事実は一切ない」と否定。

こうした見解の相違が浮き彫りになったものの、八角理事長ら協会幹部は貴乃花親方と直接話をする機会がないままだった。

このような結末を迎えた中で、相撲取材歴50年の大見氏がゲスト出演した「スッキリ」で述べたのが、 「こういう形になりましたけど、相撲協会はこれで一つの大きな試練をクリアしたわけですから」 という言葉だ。

MCの加藤浩次さんは思わず「クリアでいいのかな...」と首を傾げた。
同じくゲストの、貴乃花親方の兄弟子で元関脇・貴闘力氏も「こういうこと言われると、見てる方は嫌ですよね...。
『クリアした』とか」と直言。
すると大見氏は、 「いやいや、『経験を踏んだ』と言い直しましょう、じゃあ。これを次に生かしてほしいですね」 と言い換えた。
それでも加藤さんは「結局ゴールにたどり着いていない感じがして、僕はモヤモヤしたものが残っているんですけどね」と腑に落ちていない様子だった。

「記者クラブなくしますか」に苦笑い
協会側と貴乃花親方の言い分が食い違ったままでありながら、協会側の対応を前向きに捉えたような大見氏の発言には、ツイッターやネット掲示板でも、
「試練をクリア 本音が出やがった」
「『クリアした』 清々しい気持ちなんだろう」
「大見さん思わず本音『これでひとつの問題をクリアした』
 厄介者をうまく追っ払ったってことだよね
 これって八角理事長はじめ執行部の意向そのまま」 といった反発が広がった。

また大見氏は、大相撲界のこれからの仕組みづくりの話題になると、「番付社会ですから、下の声がなかなか上に届かない。親方も、です。
下の若い声が上に反映されるような、風通しのいいシステムを考えないといけない」と提言。

しかし、加藤さんが「まず記者クラブをなくしますか?」と聞くと、 「それはまずいですよ。
私の行くところがなくなるじゃないですか。
やっぱりね、記者クラブは記者クラブで残してほしい」 と苦笑いして拒否した。

すかさず、番組コメンテーターの箕輪厚介氏(幻冬舎編集者)は「今のご発言に象徴されると思いますが」と切り出し、
みんな居心地がいいから変えたくない。記者クラブも相撲協会も。
強い人が強い権力をもっていたら変わるのが嫌ですから、仕組みは第三者が中立的に作らないとダメですよね」と反論するように見解を述べていた。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 | Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マスメディアが持ち上げている貴乃花は裏金顧問とグルで改革どころか悪しき古い体質の相撲協会に戻そうとしているだけです。
相撲協会に莫大な損失を与えて解雇された故北の湖理事長に取り入って相撲協会の事務局を一手に握っていた顧問が解雇されたのは、元横綱千代の富士(故九重親方)が顧問の不正を暴きだし当時の北の湖理事長に顧問の解雇を迫り、困った北の湖理事長は可愛がっていた貴乃花を利用し、自分よりはるかに実績が上の九重親方の理事追い出しという陰湿極まる手法で理事選挙で落選させ貴乃花を次期理事長に据えると口約束したもののいきなり協会ナンバー2にすることが無理だったので八角親方を事業部長にしたことから貴乃花の協会内での横暴ぶりが他の理事たちから批判されるようになり、貴乃花が反省すればよかったのに現在も裏金顧問とつながっています。
裏金顧問はマスメディアではあまり取り上げられていませんが東京地裁で相撲協会から損害賠償と解雇処分に不当性は一切存在しないと決定され済みで、一億数千万円の横領分も請求され、資産を差し押さえられています。
貴乃花は京都のカルト宗教団体の言いなりの極右であり、本来なら解雇されても当然の身、安倍晋三がバックにいるから大きな顔をしてい居るのでしょうね。
Posted by まり姫 at 2018年10月03日 16:48
まり姫さん、精細な情報をありがとうございます。
私も貴乃花の洗脳騒動の時以来、注視しています。
確かに「彼の思想や行動」に問題があると思います。
ただ、相撲協会の闇も正さなければならないと思っています。

そもそもモンゴル勢の巡業中の暴力事件が始まりです。
貴乃花が巡業部長として「警察に届け、相撲協会に報告しなかった」ことでの「貴乃花」騒動です。
巡業部長の報告義務を問題にするより、暴力の現場にいたモンゴル勢の報告・責任を問わなかった点が納得できないのです。
巡業部長として 力士個々の行動を掌握できるものなのか・・・、問題が発覚したら相撲協会は モンゴル勢の聞き取りと処分が必要だったのではと思います。

文科省にだした意見書にしても 内容が明らかにせず全否定した協会の姿勢も問題と思います。
相撲協会の体質も 独裁的・右翼的だと思います。

右翼と新右翼のせめぎあいとみています。
組織としての右翼が 人気がある新右翼を追い出した構図ではないでしょうか??

マスコミも調査報道せず、表面的な記者会見報道で対立を煽ったために 暴力容認体質にメスが入っていません。その意味で「スッキリ」しないのです。
Posted by 小だぬき at 2018年10月03日 19:09
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