インフルエンザ流行入り=時期は例年並み−厚労省
時事通信社 2018/12/14
厚生労働省は14日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。
9日までの1週間に、定点観測している全国約5000医療機関を8438人が受診。
1機関当たり1.70人となり、流行入りの目安とされる1人を超えた。
流行入りの時期は例年並み。
厚労省によると、同日までの1週間に全国の医療機関を受診した患者数の推計は約6.3万人。
前週より約2.9万人増えた。
都道府県別で1機関当たりの患者数が多いのは、香川(4.00人)、北海道(3.96人)、愛知(3.43人)、和歌山(2.90人)、鹿児島(2.76人)の順。
直近5週間で検出されたウイルスは、2009年に新型として世界的に流行したA型が最も多く、A香港型、B型が続いている。
厚労省は、今季のワクチンについて、適切に使用すれば全体では不足は生じない状況としているが、安定供給のため、13歳以上は原則1回の接種とすることなどを呼び掛けている。