2019年07月28日

動かない警察に"確実に"動いてもらう方法

動かない警察に"確実に"動いてもらう方法
2019年07月27日 PRESIDENT Online

■警告か、逮捕か、してほしいことを明確にする
「警察の敷居は高いものではありません」
そう語るのは、元埼玉県警の警察官で危機管理コンサルタントの佐々木保博氏。

警察は民事不介入だと思う人も多いが、それは過去の話だとか。
警察が民事不介入を理由に動かなかったことが原因で、殺人事件を含む刑事事件に発展するケースもあります。
それを未然に防ぐため、民事でも動くのです

ただし警察に「動いてもらう」ためのポイントはある。

1つは「目的」だ。
「ストーカー被害者に多いのですが、『嫌な思いをしている』と訴えるだけでは警察も動けません。
ストーカーは警察からの『警告』でも効果があることが多い。
警告なのか、逮捕なのか、してほしいことを明確にすれば動きやすくなります」

「時間帯」も重要だ。
夜間や休日に相談に行くのは避けよう。
警察は24時間活動しているが、平日17時以降と休日、祝日は当直体制で人手が足りていない。
当直の警察官の「専門」も、まちまちだ。

「緊急時以外は、平日昼間に警察署に電話予約して行ったほうがいい。
#9110(警察相談専用電話)は夜間も受け付けますが、平日昼間がベター。

夜間はいたずら電話が多くて、110番なのに『話し中』になるぐらいですから」
また、「証拠」を集めることも大事だ。
警察は法的証拠がなければなかなか動けない。
だからといって警察自身が証拠を集めるのも、時間的・物理的に難しい。

そのため、「できる限り自分で証拠を集めることが重要」だという。
ストーキング被害なら、スマホの履歴画面を撮影しておくなど加害者からのメールや電話の履歴をとっておけば、立派な証拠になる。
経緯が明確にわかるように、何時何分に何が起きたのか、事実関係を紙にまとめよう。

「何か言われたのか、後をつけられたのなら、いつ、どんな様子だったのか。
A4で1枚程度でも書いてもらえれば十分です
騒音やゴミ屋敷など近隣トラブルでも証拠がモノを言う

「法律には、騒音なら『社会通念上、相当以上と思われる音』と書かれています。
これではどうにでも解釈されてしまい、『そのぐらい我慢して』と言われておしまいになるかもしれません。
しかし、騒音は継続的に聞くと大きなストレスになることもあります。
その場合は医師の診断書も有効になってくる。
もし、近隣の人も迷惑を被っているなら、仲間を集めましょう。
多くの人からの訴えとなっては、警察も放ってはおけません

■ポイントは“犯罪が誘発される”可能性を示すこと
警察も人の子、親身になりたくなるような「好かれる」被害者を目指したい。

「警察署でパイプ椅子を出したら、『こんなのには座れない』と言った方がいました。
被害者でも、傲慢な態度を示されると、警察も『なんだよ』となります。
『税金泥棒』なんていうのも禁句です(笑)」

では「今すぐ」動いてもらいたいときはどうするか。
「緊急で、本当に『今困っている』なら、遠慮せず110番しましょう。
変な物音がする、子供が泣いている。
友達に助けを求めるような感覚で結構です。

『彼氏にふられた。これから死のうと思う』と110番があったときは、受理している間に警察が到着し、無事救済できました」
動いてもらうポイントは“犯罪が誘発される”可能性を示すこと。

「邪魔なゴミ」では動けないが、「不審物」なら動かざるをえない。
「子供が泣いている」では大変な状況かわからないが、「虐待されているのでは」と通報者が感じた犯罪の可能性を補足すれば、警察は事件性を感じ、必然的に動くという。

            (エディター/ライター 東 雄介 )
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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