2019年08月27日

看護師たちを困らせるモンスター患者

看護師たちを困らせるモンスター患者
「あっちの患者より優しくしろ!」
日刊SPA! 2019/08/26

 かつてない高齢化社会に突入した日本。
もちろんそれは医療の現場でも例外ではない。
総合病院ともなれば、診察開始時間の前から、列をなす年長者の姿を見ることも珍しくない。
 しかし、この年代特有の上から目線が、トラブルをまねくケースも後を絶たないという。

◆横柄な態度が目立つ年配患者たち…
「この前、対応した年配の男性患者は、膝や肘が弱っているので、周りからバイクに乗るのを止められていたのに、言うことを聞かずに乗って転倒。
幸い、骨折で済んだんですが、入院中、共同の風呂場に置いてあったクレンザーで頭を洗って、目が炎症したといって、ナースルームに怒鳴り込んできました」

 そう話すのは、関東近県にある総合病院で看護師をしている佐々木香織さん(仮名・32歳)。
おっとりとした見た目のためか、モンスター患者に遭遇しやすいとか。
「クレンザーをシャンプーと間違ってしまったのは、患者さんのミスなのですが、“そんなところに置いてあるから悪い”と言って、引きませんでした。
さらには『治療費を払え』とエスカレートしていったので、家族に連絡をして事情を聴いてもらいました」

 この男性患者のように、最近では、身体の不調で入院などしても、元気な老人が増えて困っているそう。
「この前は、支払い能力がないのに、個室を希望してきた高齢の男性がいました。
かつてはある企業で役職に就いていたことがあるらしく、『ほかの人と同室だとプライバシーが守れなくていやだ』と暴れていました。
家族もほとんどお見舞いに来ないし、保険証を確認したら、生活保護受給者でした。
この男性は耳が遠いのか、廊下まで響く音量でラジオ聞いていて、ほかの入院患者からクレームが入ってきましたね」

 かつての栄光を忘れられない年配患者が多いのか、受付でも「自分の順番を先にしろ」といった、横柄な物言いが目にあまるという。

◆終電が無くなりタクシー代を要求、軽症で救急車を呼ぶ女子大生…  
さらに、耳を疑いたくなるような要求を患者たちはしてきたらしい。
香織さんは、「クレームを言われるのが日常茶飯事なので、どれがモンスター患者なのかわからなくなった」と語った。
「うちの病院は、2つの駅からアクセスできるのですが、どちらの駅からも遠いんです。
深夜に具合が悪くなって救急車に乗車し、入院するほどの症状ではない場合は、診察が終わったら自力で帰ってもらいます。電車が動いていないような深夜の場合、タクシーに乗ることになるのですが、『こんな時間になったのは病院のせいなのだからタクシー代を出せ』と怒鳴る人は、男性に多かったですね」

 20代の女性に多いトラブルが、高熱や腹痛という緊急の症状ではないのに、周りに頼れる人がいない不安から、救急車を呼んでしまうことのよう。
「この前は、『彼氏も友達もいないから、救急車を呼んでしまった』という女子大生がいました。
病院で診察したら、大病ではないとほっとしたようですぐに元気になっていました。
クレーマー患者よりはマシですが、なんでもすぐ救急車を呼ばれてしまうと、本当に必要な人に迷惑が掛かってしまうので、これも困りものですね」

◆ニーズが高まる個室に、トラブルが続出!
 香織さんは「入院時に個室を希望する人が増えてきているが、退院する時に支払いでトラブルになることが多い」という。  

近年、プライバシーへの配慮や、入院中も仕事がしたい会社員など、個室を希望する人が増えている。
病院によっては、全室個室の病棟もあるが、1泊あたり1万円程度の割増料金を巡って、トラブルも絶えない。
「最初に『読んでください』と言って渡している入院承諾書を読んでいない人がほとんどなんです。
手術が必要なケースや、大部屋が空いていない時など、患者さんによっては個室に数日だけ入院してもらいます。
最初に了承をを得ているはずなのに『ベッドが空いていないのは病院の都合なのだから、個室料金は払わない』といって揉めたり、午前中で退院しても部屋を使っているために1泊分の個室料金が発生することに対して、『入院費は払いたくない。ホテルに泊まるのでホテル代を出せ』という人もいたりします」

 このように、人命を優先されるべき医療現場だが、一部の患者たちの横柄な態度に、看護師たちは頭を悩ませている。
香織さんは「病院をサービス業と勘違いしているのか、『あっちの患者よりも、もっと優しくしろ』と言ってくる患者もいます。
最近は、怒るのに疲れて“面白い患者さんが来たなあ”と思うようにしています」と、あきらめにも似た表情で語った。

 自分がもし、看護師のお世話になるようになったら、裏で「モンスター患者が来た」と言われないよう気を付けたいものだ。
          <取材・文/池守りぜね>
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(8) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ストーマ、大変でしょうけど
慣れますし、一時的で済む場合もあります。
肺気腫も、色々処置出来ますから
DRにお任せしましょう。
Posted by ROUGE at 2019年08月27日 14:11

かつてない高齢化社会
私もそのうち仲間入りです^^;
どんな世の中になるんだろう〜
不安だらけです。


ご心配ありがとうございます。
早い対処、とても助かりました^^

Posted by mana at 2019年08月27日 14:59
宮城によくいらしていたんですね〜
体力つけてまたいらしてくださいね♪
Posted by キャンディまま at 2019年08月27日 16:02
キャンティままさんへ

仙石線で松島、仙山線で作並温泉に よく出かけました。
松島の遊覧船で母と父が 映画タイタニックの場面のマネをして船首でポーズを取っていた時の笑顔は忘れられません。
 
いい思い出の場所です。
Posted by 小だぬき at 2019年08月27日 18:33
自分にとってのいい業者の発見ですね。

高齢化社会、一所懸命に生きて 戦後の日本を支えてきたのです。胸を張って「生存権」を守れと主張して行きましょう。

Posted by 小だぬき at 2019年08月27日 18:40
ROUGE さん、励ましありがとうございます。

あす 胸部CTと四肢エコー検査です。 11日の手術に向けての検査です。10日の大腸検査で問題がなければ 執刀になります。収まっていたうつが再発したようで 無気力状態です。明日の通院から心身ともに「前向き」に考えられるよう努力します。
今までの手術の中で 一番不安を覚えています。
Posted by 小だぬき at 2019年08月27日 18:53
小だぬきさん、こんにちは

お久しぶりです、こちらにきたら、沢山のコメントをみました。入院?手術?肺気腫?ストーマ?
絶不調のうつが吹っ飛びました。何も知らずごめんなさい。私は自分の出来る事します。

小だぬきさん、お大事に。私が働いていた頃より医療も進歩し、病院の居心地もよくなっている筈です。ゆっくりと過ごして下さい。

同じ誕生日の、毎度お騒がせちゃいねより。
Posted by ちゃいね at 2019年08月29日 14:52
ちゃいねさん、絶不調とのこと。
何の手助けもできずにごめんなさい。
昨日 40年以上懇意にしていた いとこが亡くなりました。
父や母の介護でもお世話になった姉貴分で いつも励ましてくれていたのに 突然の死。
自分の手術も 昨年の頸椎、4月の股関節、そして9月の痔瘻と全身麻酔の手術が続きます。
大学病院も うつ・脳梗塞・肺気腫・糖尿・高脂血などの持病を 麻酔でコントロールし後遺症がないように慎重に検査してくれています。
9月の後半になれば 心身とも改善に向かうと思います。
その時は 相談も受け止められると思います。
ちゃいねさんのような看護師に甘えて 入院生活を過ごそうと思っています。
ちゃいねさんも無理せず 静養できる時は心身をリラックスさせ休養してくださいね。
Posted by 小だぬき at 2019年08月29日 18:03
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