老後が不安…みんなはどこに不安を感じている?
9/11 あるじゃん(All About マネー)
◆20代から老後に不安を感じ、40代が最も不安度が高い結果に!
人生100年時代に入り、「老後」が長くなっています。
そのため、老後に何らかの不安を感じている人は多いと思われます。
そんなことを裏付ける調査結果が発表されました。
メットライフ生命の「『老後を変える』全国47都道府県大調査」(2019年11月発表)です。
この調査結果のなかから、筆者が興味深いと感じた結果をピックアップして紹介するとともに、意見を述べてみたいと思います。
回答を詳しく紹介しましょう。
「不安がある・ややある」と答えた性別・年代をみてみます。
性別では、男性79.7%、女性83.3%でした。
女性の方が長生きの傾向が強いので、これは納得できる結果といえます。
年代別では、下記の通りです。
・20代=84.1%
・30代=86.8%
・40代=87.1%
・50代=86.9%
・60〜70代=72.1%
20代からすでに老後に不安を感じ、年代を重ねるごとに不安が増し、40代がピークです。
20代から老後に不安を感じることはないだろうに、と思わないでもないですが、20〜30代は「自分たちはもらえないから……」と、公的年金の先行きを不安視している年代なので、高い数字になったのでしょう。
40代も公的年金への不安、そして、老後資金を貯める時間があまり残されていないことへのあせりからでしょうか、最も不安度が高くなっています。
50代からは数字が下がりますが、それでも、50代は86.9%、60〜70代は72.1%と、不安度は高い水準です。
◆20〜70代のすべての年代で、認知症が不安要因ワースト3に入っている!
では、老後に対する不安要因は何でしょうか?
ワースト1は、20〜50代が「お金」、60〜70代は「健康」をあげています。
人生100年時代に入って「老後」が長くなっていることを考えると、不安なのは「お金」の準備ができるのかということなのでしょう。
60〜70代は、「お金」より「健康」が不安というのは分かるような気がします。
さて、ちょっと意外だと思ったのは、「認知症」がどの年代でも順位が高いことです。
20代と60〜70代は2番目、50代は3番目、30、40代は4番目。若い世代は身内か親類、知り合いが認知症を発症したのを見たり、聞いたりして不安なのでしょう。
60〜70代は、そろそろ「自分事」として不安なのだと思います。
◆「老後」に対する意識に世代ギャップが!
人生100年時代、「あなたは何歳から<老後>だと思いますか」の答えは、20代は63.8歳、30代は64.2歳、40代は65.4歳、50代は66.7歳、60〜70代は70.9歳でした。
年代が上がるほど、その年齢も上がっています。
とくに60〜70代は50代と4歳以上の差があり、唯一70歳超となっているのが大きな特徴です。
各年代の意識の違いの理由は「老後と感じるきっかけは何だと思いますか」という質問で見えてきます。
20代は「退職したら」、30代と40代は「年金を受給し始めたら」、そして50代と60〜70代は「身体が思うように動かないと感じたら」が回答のトップでした。
これら回答を年齢に当てはめると、先の各年代の回答とほぼ一致します。
しかも60〜70代だけが、他の世代で高い回答を得ている「退職したら」「年金を受給し始めたら」が3位までに入っていません。
他の世代からは「すでに老後」もしくは「老後にさしかかった」と見られるものの、本人たちは身体が動くうちは「まだまだ現役」という思いが強い。
そんな姿が浮き彫りになります。
人生100年時代はしばしば、それだけ老後が長く、それを支える資金が必要という「リスク」や「危機意識」を持って語られます。
しかし、老後そのものの定義や意識が変わりつつあるのも確か。
必要以上に不安視せず、しっかりと自身ができる準備をすることが大切だと感じます。
※All About生命保険ガイド・小川千尋さんの記事を編集部が最新情報に加筆
明日職を失うリスクを考えていない
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将来に希望を抱けない社会は 健全とはいえません。
ローン返済も 経済状態を圧迫するようでは よく考えないと「破産一直線」ですものね。
「自助努力」を強調する政権や自治体、サラリーマンにとっては 自助努力に限界がありますもの・・・。
老後に不安を抱えながら生きているとは
日本はなんて情けない国だろうと思ってしまいます。
実際に老後生活に入っている人が多い60から70才の世代でも70%を超えるということは
心配した通り、生活が苦しいと言うことでしょう。
将来に希望が持てない国というのは 異常ですよね。
招来だけでなく 餓死者や電気代節約の熱中症死など貧困のための死が 今も起きています。
スウェーデンのように政府の福祉政策を信じて 希望を持って生活できる国にならないといけないと思います。
生まれつきの貧富の差を失くし 公的扶助の裏付けのある自助努力ができる国にしていきたいですね。