これだけは絶対に見逃さないで! 知らないと損する「脳梗塞」の前兆
2020.9.27 ダイヤモンドオンライン
秋津壽男 秋津医院院長
「片側だけの異常」は脳からのSOSサイン
脳梗塞は、動脈硬化でせまくなった脳の血管が詰まることで起こる病気です。
脳の病気というと激しい頭痛を想像しますが、脳梗塞に頭痛はあまりありません。
激しい頭痛をともなうのは、くも膜下出血と脳出血で、とくにくも膜下出血は、脳動脈瘤が破裂した際に激しい頭痛が起こります。
痛みが少ない脳梗塞では、いかにその前兆に気づくかがカギとなります。
このとき大きな情報となるのが、体の片側だけの異常です。
脳の病気の特徴として、体の半分に症状が出ることがあげられます。
片手だけが動かないとか、片足をひきずるとか、必ず体の半分に異常が起きるのです。
そのため、歩くと一方向に傾いたり、ろれつがまわらなくなったりします。
ろれつがまわらないのは、舌がどちらか一方に曲がっているため、うまくしゃべれないからです。
顔の半分だけが麻痺して右と左の顔つきが変わるなど、顔の表情に変化が起きることもあります。
なお、片側だけの異常は、脳梗塞の前兆としてあらわれることもあります。
一時的に脳の血管が詰まることで起きる症状で、一過性脳虚血性発作(別名TIA)と呼ばれるものです。
血管が詰まったけれど、血栓が小さいなどで再び血が流れて、5〜20分ほどで症状がなくなります。
片手や片足だけが急にだらりとしたり、ろれつがまわらなくなったけれどすぐに治ったり……そんな脳梗塞の軽い症状が出た際は注意しましょう。
「気のせいかな」「治ったからいいや」と思わず、必ず脳外科で検査を受けてください。
それで助かった人がたくさんいます。
そのまま放っておくと、ほとんどはその後に脳梗塞を起こして、体に麻痺が残り、最悪の場合、命を落とすことになります。
(本原稿は、秋津壽男著『放っておくとこわい症状大全』からの抜粋です)
症状に出ないのは
脳は日常動作で使っていない部分があるから
生命活動に必要な部分が損傷していない限り、症状がでない。 [岩陰]・ω・` )
■ ちなみに、脳の本当の状態はMRIでもCT検査でも「多分そうかな?」しか分からない。【頭蓋骨を開いて初めて分かるらしい・・(*´ω`σ)у口】
タカやんのコメントで 少し安心しました。ありがとうございます。