政府「屋外マスクでも感染」発言 旅行見送りも訴え
5/3(月)テレ朝ニュース
東京都では、2日、新たに879人の新型コロナウイルス感染が確認されました。
前の週より244人多く、日曜日に800人を超えるのは今年1月24日以来です。
年代別では30代以下が509人と、全体の約58%を占めていて、若い人の間で感染が広がっています。
重症者数は63人で、3日連続の60人超えとなりました。
■1回目の“宣言”と比べると…
データもその言葉を裏付けています。
今回の緊急事態宣言が出た後、渋谷駅周辺の人出は23.8%減少しました。
しかし、1回目の宣言時、去年のゴールデンウィークと比べるとプラス85.9%と、大幅に増えています。
■北海道で“過去最多”更新
一方、北海道でも感染が急拡大しています。
2日、新たに確認された感染者は326人で、過去最多を更新しました。
このうち札幌市の感染者が246人を占め、初めて200人を超えました。
札幌市の秋元克広市長は2日、「まさに感染が急拡大している危機的な状況。医療の非常事態という状況になっている」と述べました。
札幌市は、「まん延防止等重点措置」の適用に向け、国との協議を加速させるよう、北海道に要請することを決めています。
■西村大臣は「屋外でマスクでも感染」発言
2日、厚生労働省が発表した全国の重症者は前の日から30人増えて1050人となり、過去最多となりました。
こうしたなか、“新型コロナ担当”西村康稔経済再生担当大臣は「屋外でマスクを着けていても、感染が確認される事例の報告相次いでいる」と述べ、猛威を振るう変異ウイルスの感染力の強さに注意を呼び掛けました。
また、西村大臣は、バーベキューや路上での飲み会を控えるよう呼び掛けていて、連休後半の旅行や帰省についても「考え直してほしい」と訴えています。
(「グッド!モーニング」2021年5月3日放送分より)