2021年08月29日

アフガン救出は期限切れで数百人置き去りに? 加藤官房長官「予断を許さない」とお手上げ

アフガン救出は期限切れで数百人置き去りに?
加藤官房長官「予断を許さない」とお手上げ
2021/08/28 日刊ゲンダイ

 アフガニスタンからの国外退避をめぐり、政府は現地時間27日、出国を希望した共同通信の日本人女性通信員1人とアフガニスタン人十数人を、航空自衛隊の輸送機で隣国パキスタンの首都イスラマバードへ移送。
退避支援のためアフガン入りした自衛隊員らも離れた。
 なお、残っている少数の邦人や退避を希望する日本大使館や国際協力機構のアフガン人スタッフら数百人を退避させるため当面は任務を継続する方針で、28日以降も輸送機部隊などをイスラマバードの空港に待機させて支援態勢を維持する。

 一方、今月末までに駐留米軍を撤収させる方針を堅持するバイデン政権は、日本政府に「自衛隊機がカブールの空港を使用できるのは27日まで」と通告している。
 このため、日本側は27日の運航を当面の「ラストチャンス」とし、可能な限り退避希望者を乗せる考えだったものの、結局は救出できた日本人は1人にとどまった。

■与党内からも批判の火の手
 今後の見通しについて、27日に菅首相や外務、防衛両省幹部らと協議した加藤官房長官は、その後の記者会見で「流動的で予断を許さない状況だ」と話し、政府としてお手上げ状態であることを暴露した。

 政府関係者は「爆発で全てが狂った」と言い訳するが、韓国やドイツなどアフガン人協力者を退避させた例があることから、見通しの甘さや初動の遅れも要因の一つとして批判する声が与党内に出ている。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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