2022年01月30日

疑惑まみれの安倍政権「負の遺産」に断罪続々…当の本人は反省の色ナシ!

疑惑まみれの安倍政権「負の遺産」に断罪続々…当の本人は反省の色ナシ!
2022年01月29日 日刊ゲンダイDIGITAL

「官邸の守護神」と呼ばれた黒川弘務・元東京高検検事長の失脚が影響しているのか。
安倍政権時代の「負の遺産」が続々と断罪され始めた。

■ジャパンライフ元会長に実刑、参院広島買収事件で「起訴相当」… 
 28日は、マルチ商法で詐欺罪に問われたジャパンライフの元会長、山口隆祥被告に懲役8年の実刑判決。
山口被告は当時の安倍首相が主催した「桜を見る会」に招待されたことを宣伝材料に使い、荒稼ぎしていた。
事件の被害者は7000人、被害総額2000億円に上る。

 くしくも同日、東京第6検察審査会は2019年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、河井夫妻側から現金を受け取りながら不起訴となった地元県議ら100人のうち35人を「起訴相当」とする議決を公表。
カネを配った河井克行元法相は実刑で服役中、妻の案里氏は執行猶予中の身だが、20日に自殺未遂を起こして救急搬送されたと報じられたばかりだ。

 また、25日にはジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之氏から性暴力を受けたとして損害賠償を求めた裁判で、1審に続いて2審の東京高裁も「同意なく行為に及んだ」と認め、山口氏に約332万円の支払いを命じた。
こうなると、逮捕状の執行が取り消されたことの是非も焦点になってくるのではないか。
山口氏は安倍元首相に極めて近いことで知られた。

■当の安倍元首相は相変わらずキングメーカー気取り
 次々と“アベ友”案件が炸裂するなか、当の安倍元首相は相変わらずキングメーカー気取りで岸田政権にケチをつけている。

ユネスコの世界文化遺産に韓国が難色を示す「佐渡島の金山」の推薦を見送る方針について、安倍元首相や取り巻きが「弱腰外交」と批判。
高市政調会長が予算委員会で今年の推薦を迫り、安倍元首相もフェイスブックで「冷静な判断が求められる」「(韓国側に)歴史戦を挑まれている以上、避けることはできない」とプレッシャーをかけていた。

再検討を迫られた岸田首相は一転、23年の登録を目指して佐渡金山を推薦すると28日、表明した。

「疑惑にまみれた元首相の脅しに屈するなんて情けない。
統計不正もしかり、“アベノ遺産”の悪事がボロボロと暴かれていますが、安倍氏はまったく反省の色が見えず、むしろ疑惑を押し潰すために影響力を誇示しようとしている。
しかし、政権を放り投げた人間が現政権に圧力をかけて自分の思い通りにさせることは害悪でしかありません。
こんな人物をのさばらせている自民党もどうかしている。
多くの国民は呆れているはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 安倍元首相にこそ、「冷静な判断」が求められる。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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