2022年04月29日

安倍元首相が靖国神社に参拝するのなら沖縄の戦没者のためにも土下座すべきだ

ラサール石井 東憤西笑
安倍元首相が靖国神社に参拝するのなら沖縄の戦没者のためにも土下座すべきだ
2022/04/28  日刊ゲンダイ

「ウラジーミル、君と僕とは同じ未来を見ている」と言っていた安倍元総理、プーチンが「駆けて駆けて駆けぬいた」あげくウクライナまで行ってしまった現在の状況がその未来なのか。
だったら今頃恥ずかしくて、人前に出られないはずだが、むしろあちらこちらで活発に発言している。
 まず耳を疑ったのは、あれほど親密さを強調しながら、今回の件で個別に連絡するでもなく、欧米諸国との橋渡し役などもすることなく、「プーチン大統領のメンタルは戦国武将のようなもので、織田信長に人権を問うても通用しない」と訳のわからぬ理由で、手のひら返しの批判をしたことだ。

■この時ばかりと軍備増強を狙う
とにかくウクライナの紛争に戦争反対を叫ぶのではなく、逆にこの時とばかり、我が国の軍備増強や防衛費増大を叫ぶ。
むしろ武器が売れるぞと喜ぶ死の商人かと見まがうようなはしゃぎぶりだ。
 敵基地攻撃能力の議論では基地だけではなく、敵の中枢を攻撃できるようにすべきだなどとのたまう。
敵が攻撃してくるかもという情報だけで、敵の中枢を攻撃する。
これを一般には「先制攻撃」というのではないのか。

メンチ切られたからナイフで刺していいって話で、どこが専守防衛なのか。
 先日は靖国神社を参拝し、「英霊の尊い死のおかげで国は守られている」と発言。軍部の独走と見通しの甘い作戦下で、兵隊のほとんどが餓死した先の戦争は英霊も民間人も悲惨な目にあった。
 むしろ敵ではなく国に殺されたようなものだ。
その死を美化し称えられても彼らはけしてうれしくないはずだ。
きっと「二度と戦争はごめんだ」と思っているだろう。

 戦ったのは兵士だけではない。「守った」というならまさしく水際で戦い、学生や少年までも駆り出された、沖縄の民間人の犠牲こそ、本土決戦までの時間稼ぎであったはずだ。  安倍元総理もネトウヨのテーマパーク靖国神社に行くなら、次の日には沖縄に飛び、戦没者慰霊のあの大量の石碑の前に土下座して追悼すべきだろう。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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