2022年07月06日

岸田自民を待ち受ける参院選終盤“まさか”の落とし穴

岸田自岸民を待ち受ける参院選終盤“まさか”の落とし穴
2022/07/05 日刊ゲンダイ

 いよいよ終盤戦に突入した参院選。
大新聞は「与党優きしと中盤情勢を報じるが、「好事魔多し」だ。

 山際経済再生相が「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない」という民主主義否定のトンデモ発言。
早速、松野官房長官は4日、山際氏を注意し、火消しに走ったが、野党は攻勢を強めている。
さらに岸田自民には“まさか”の落とし穴が待ち構えている。

岸田政権の物価対策への有権者の不満が日に日に高まる中、追い打ちをかけたのが米アップルショックだ。
1日、iPhoneやiPadなど主力製品を即日値上げ。
最大4万円もアップした。急激な円安が理由とみられている。
 新機種に買い替えたくても、これだけ価格が急騰すれば躊躇する人も多い。
4日まで手に入ったはずの商品が、円安を理由にアッという間に手を出せなくなる。
消費者は改めて円安の恐ろしさを痛感したはずだ。
その怒りの矛先が円安放置政権に向かう可能性は十分ある。

◆コロナ感染急拡大
 4日の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数は2772人。
前週の同曜日より1255人増えた。
前週同曜日超えは17日連続。直近7日間平均は3380人で前週比162%とすごい増え方だ。
瞬間的には投票日前の7日ごろには5000人を突破してもおかしくない。

全国的に感染者数は急増しており、感染が拡大すると、内閣支持率は下がる傾向にある。
与党には逆風だ。
楽勝ムードがここにきて一転 メディアは、序盤から一貫して「与党優位」と報じている。

「1人区での野党候補の一本化が11選挙区にとどまり、自民には当初から楽勝ムードがありました。
ただ、ここへきて福島、福井、宮崎など『自民優勢』から『接戦』に転じた選挙区も出てきた。
楽勝ムードで失速気味の自民に対し、必死の野党候補が猛追すれば、自民が圧倒的に強い県を除いた多くの1人区で接戦に持ち込める可能性は高いと思います」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

 4日の読売新聞と日経新聞は、32の1人区のうち、19選挙区で「自民優勢」と伝えた。
逆に言えば、13選挙区で野党が勝つ可能性が残っている。
前々回の11勝、前回の10勝を上回る数字だ。
自民が1人区で気を抜いてオセロのようにひっくり返れば、全体の勝敗も違ってくる。

「野党に追い風が吹いているとは思えませんが、逆風もない。自民はマイナス材料が出てきています。
事前の情勢報道と違った選挙結果になることはよくあること。
投票日までに情勢はいくらでも変わります」(五十嵐仁氏)
 岸田自民が落とし穴にハマれば、アッと驚く開票結果が出るかもしれない。
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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