2022年07月14日

やってはいけない「昼寝」とは?夜に目がさえて眠れなくなる

やってはいけない「昼寝」とは?夜に目がさえて眠れなくなる
2022年07月13日 SPA

巷に流布される「体にいいこと」を試してみたけれど、たまった疲れはまったく取れない。
正しいと信じていた習慣が、実は効果ゼロなんてことも……。
今、間違いだらけの習慣を総点検し、疲れない体になろう!

◆部屋を暗くして横になるのはNG。15分以内の短時間寝が◎
 かつてはオフィスで昼寝するのはグータラ社員だけだったが、昨今は昼寝を推奨する企業もある。
睡眠を研究する安達直美氏はその効用を説く。
「脳の認知機能は、起床から15時間でほろ酔い状態。17時間で泥酔状態と同程度になります。
そこで一度昼寝をして脳の疲れをリセットすると、集中力や作業効率のアップなどさまざまな恩恵が受けられます。
いわゆる『パワーナップ』と呼ばれる習慣ですね」

◆しかし30分以上寝ると…
 しかし昼間の眠りすぎには注意が必要だという。
「夜の睡眠は、体温を下げて脳と体を休めるのが目的ですが、昼寝は脳を休めるために行うもの。
7〜8分間の浅いレム睡眠でも脳機能は回復するので、昼は深く眠る必要がないんです。
にもかかわらず、暗い部屋で横になって30分以上寝ると、夜の睡眠と同じ深さになってしまいます。
その結果、再び体温を上げて活動的になるまでに数時間かかり、逆に夜の就寝時には目が冴えて眠れず、かえって疲れてしまいます」
 昼に寝すぎて、夜の睡眠を妨げるのは本末転倒だ。

◆昼寝時間の目安は?
「昼寝は、若い人なら15分以内。
眠るまでに時間がかかる50代以上は30分以内を目安にしてください。
また、15時以降の昼寝も夜の睡眠の質を下げるのでNGです」
 明るい部屋でイスに座ったまま壁にもたれたり、突っ伏したりすることで、「眠りすぎ」を防ぎ、午後に備えよう。

◆<まとめ>

★GOOD……昼食後、イスに座ったまま15〜30分の睡眠
★BAD……部屋を暗くして横になり30分以上の昼寝

【上級睡眠インストラクター 安達直美氏】
国際線CAとして勤務後、寝装品メーカーのラボで睡眠の研究に従事。
現在は、メディア出演や睡眠健康教室などの講師として活躍中

<取材・文/真島加代(清談社)>
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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