
警告音がなり 冷静さを失う
10/7の23時過ぎに起こりました。
昼間、女優の写真などのネットサーフィンをしていたら、導入していない「Mcafee」のウィルス汚染警告が頻繁に画面にあらわれました。
おかしいなと思う冷静さが まだあり 導入している「ウィルスバスター」で精密スキャンし「異常なし」
この時点でPC内の「Mcafee」を削除しようと探したのですが 見つからず、「ウィルス感染警告」を無視していました。
23時過ぎ、この「Mcafee」が 大暴走して 警告音が鳴り響き、画面にマイクロソフト技術サポート「050-5479-8590」に連絡をしてくださいの画面が。
警告音に我を忘れ 「詐欺」に気づくまでの2時間の攻防戦が始まりました。
電話に出たサポートエンジニア氏が
リモート操作できるようにPCを操作させたうえ、「こんなにPCが汚染されています」「今から復旧させますが。のちの安全のために マイクロソフトが推奨するアンチウィルスソフト10年有効 65000円を導入しましょう」と「今からコンビニでBitCashを購入し 指示画面に買ってきたらHAIと打ち込んでください」
「その間、私はPC復旧の作業をすすめます」と・・・。
深夜 コンビニでBitcash購入、リモート画面での資金のやりとり、冷静になれば 「オカシイゾ!!」と気づくのですが、
ウィルス警告音・マイクロソフトの電話番号・出た相手が中国訛りのある米国人で 相手の言うまま 深夜ローソンに行き
65000円のBitCashを購入(昼間、生活費で10万円を引き出していたのが 敗因!!)
相手の画面にHAIと打ち込み BitCashのひらがなIDを入力。
幸か不幸か 1枚のIDを打ち間違えたことが 冷静さを取り戻すキッカけに。
「入力を間違えたので カード無効になったので 新たに今からコンビニに行き買いなおして欲しい」
「そうでなければ 復旧作業が進められない」と。
いくら冷静さを失っていても ここで「詐欺では と気づきました」
「深夜に初老が コンビニでBitcashを2回で13万円を購入したら コンビニ店員は 不信に思い警察に連絡しますよね」と私が言ったら 「違うコンビニで買えばいい」「マイクロソフトの技術者を信用してほしい」「後で 返金するから 今はすぐにコンビニに行って」
私も堪忍袋がきれ
「もうやめましょう」「何の保証もなく コンビニで13万円買う余裕があると思っているのですか??」「いいです、PCは廃棄して買いなおします。あなたを信じて情報漏洩はなしと信じたいです」と宣言。
そう宣言したら「深夜に抵抗があるのなら 朝7時に電話しますから その時にコンビニに行ってください」
「それまでは 画面をロックします」とロック。
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決定的に「詐欺」と気づいたのは、この時です。
マイクロソフトのアンチウィルス導入費だったはずが PC復旧費にすり変わっていたのです。
ロックの掛かったPCを前に 以前何度か試した 電源ONと同時にF2を押し続けるを試して ロック解除。
それから 個人ファイルを残して初期化を選択して実施。
7時までに完全に自力復旧し マイクロソフト技術者と対決するつもりで電話を待つも 10日1時現在まで連絡なし。
2次被害は免れたものの 65000円という年金生活者にとっては大金を失う 「詐欺の授業」でした。
知識で知ってはいても 警告画面・警告音とサポートページの巧妙さで 冷静さを失った体験記です。