パニックにならないことが防衛戦の第一歩
パニックに陥入り 65000円の詐欺被害にあった小だぬき。
深夜にコンビニでBitCash購入という 異常行動をとった心理。
この詐欺は どの段階で防げたのか または防げなかったのか 検証したいと思います。
このウィルス詐欺は
@ 偽「McAfeeアンチウィルスソフトのウィルス感染警告」画面
➁ 「警告画面の暴走、甲高い切り裂くような警告音」
➂ マイクロソフトの サポート電話番号の表示」
C サポート技術者と称する詐欺師の登場
この4つの要素が パッケージになった ウィルス詐欺であったことが特長です。
@ウィルス感染画面
「詐欺被害体験講座」で述べましたが、私は「ウィルスバスタークラウド」を入れています。
常識的に「McAfeeの汚染警告」がでるはずはないのです。
当然、ウィルスバスターで スキャンをし確認しましたが 「感染なし」
ここで悩むのです。
頻繁にでる「McAfeeの感染警告画面」をどう考えるべきかということです。
購入時 プレインストールされていた「McAfee」を アンインストールしたのですが、記憶違いなのかと不安になって ウィルスバスターのスキャン結果を信じきれなくなってしまったのです。
「McAfeeの汚染警告」から スキャンしようとすると McAfeeの購入ページ(正規)に飛んでしまうのです。
この段階で 汚染警告そのものが ウィルスファイルだと断定できる知識があればと思います。
そのために「汚染警告」を削除する行動の試行錯誤ができなかった。
結果的に放置したために 次の甲高い警告音に繋がったのです。
正規版の「McAfee」を導入してている人は 偽警告と気づけない恐れがありより深刻。
➁汚染警告の暴走、甲高い警告音
深夜11時過ぎに 警告画面が「甲高い警告音」に変わりました。
この時点で頭が真っ白、パニックに陥りました。
画面にあらわれた「マイクロソフトサポートにお電話ください。050-5479-8590」に迷いなく電話。
冷静に考えれば 「McAfeeサポート」でないとおかしいですよね
➂詐欺師登場
「マイクロソフトサポート」に電話したと信じている パニック状態にある小だぬきは、Microsoftサポートの技術者と称する詐欺師を全面的に受け入れてしまいました。
警告音→サポートページ→サポート担当の流れに 疑問を持てるはずもない心理状態でした。
この心理状態が 深夜コンビニで「BitCash 65000円 購入」という 単純な詐欺に抵抗なく従う結果になりました。
詳しいやり取りは 前号に譲りますが、パニックから落ち着くに従い おかしいと気づくのです。
C教訓
読者が同じ詐欺にあわないようにと祈りつつ いくつか反省を込めて述べてみたいと思います。
・深夜コンビニでBitCash を購入 決済などということは、ありえない。
・詐欺師にPCがリモート操作されている段階でも 詐欺と気づいた時に PC電源を落とす。
PCは 再起動かF2 BIOSで復旧は可能です。
・ウィルス詐欺というのは 何段階かの段階を踏んで パニックに陥らせることにより実行される。
防御策は、とにかく冷静になることしかないと思います。
「自分は詐欺にあわない」という 根拠なき楽観論では 大きな被害に繋がりかねません。
詐欺は パニックを生じさせ 冷静な判断力を奪うことにより成立します。
私の65000円が 多くの人の被害防止に少しでも役にたつことを信じて「被害者のぐち」を終わります。