―[[地下アイドルのその後]を大追跡]―
元アイドル、月15回のライブも給料は驚きの額…生活の安定を求めて転職
2023年01月30日 SPA!
ライブハウスを中心に活動する地下アイドル。
しかし、金銭問題やハラスメント、モチベーションの低下などでやめるコが急増中だ。
アイドル人生に終止符を打った彼女たちは今何をしているのか。その後の人生を赤裸々に語ってもらった!
◆20歳でデビュー。新宿ロフトなどで月15回ライブ
20歳のときに、アイドル雑誌を作っている関係者に声をかけられてアイドルデビューし、約2年間アイドル活動を続けていたみずきさん(25歳)。
ライブは多いときは月15回ほど、新宿ロフトや新木場コーストなどに出演していた。
そんな彼女は、体力的な限界を迎えて志半ばにして22歳の時にアイドルを卒業した。
◆ライブで寝坊し「もう限界かも」と悟る
「地下アイドル時代は給料が交通費のみでした。
当時は一人暮らしをしていたので、週に3回ほど深夜帯にバーで生活費を稼ぐ日々。
ライブは月に平均15回あり、毎日のように練習やイベントがあるなかで、空き時間を縫うようにバイトをしていました。 体力的にはかなりしんどくて、ライブで寝坊したときには『もう限界かもしれない……』と悟りましたね。
メンバーの入れ替わりが激しく、意思疎通が取りにくい状況だったので、モチベーションも下がっていきました」
◆現在は新宿のバーに週4勤務
現在は当時から副業として続けていたバーテンダーの仕事で生計を立てている。
「今は週に4日ほどバーテンダーとして働いています。
数年続けているので慣れていますし、お酒を飲みながら常連さんと喋る仕事は居心地がよく、アイドルの仕事と似ている部分もありますね」
◆休日はグッズ製作も。ゆくゆくはデザインの仕事がしたい
休日には、当時から交流が続くアイドルグループのグッズ製作を手がけることも。
「Tシャツやメッセージカード、フライヤーなどを作っています。
今となっては年齢的にも表舞台で活躍するのは厳しいですが、何らかの形でアイドル活動に関われるのは嬉しいです。
物を作るのが好きなので、ゆくゆくはデザイン系の仕事に就きたいです」
地下アイドルでの人脈が、将来的な仕事に繋がることもあるようだ。
取材・文/週刊SPA!編集部