いざというときにやっぱり必要?固定電話のメリットとは?
7/19(水) ファイナンシャルフィールド
利用料金が高いので固定電話を解約しようか考えているものの、いざというときには固定電話があったほうがよいのか、迷っている人も多いでしょう。
本記事ではそのような人に向けて、固定電話のメリットやデメリット、固定電話が必要な人について解説します。
解約するかどうかについて悩んでいる場合は、メリット・デメリットを比較して、必要、もしくは不要か、と考えたうえで決めることが大切です。
固定電話のメリット
ここでは固定電話のメリットについて紹介します。
■社会的信用度が高い
社会的信用度が高まることで、住宅ローンをはじめとした各種ローンの審査も有利になると期待できるでしょう。
個人事業をおこなっている場合は、固定電話の電話番号を持っていることで、その会社が存在しているという正当性をアピールすることにもつながります。
また、法人口座を開設する場合は固定電話番号の記載が必須になっている金融機関もあるため、そのような場合にも対応することが可能です。
■通話料金が安い
固定電話は携帯電話を使用する場合と比べて通話料金が安くなるケースが多くあります。
プランによって差はありますが、一般的には携帯電話で通話をするよりも通話料金が安くなるため、長電話をしたい人に適している場合もあるでしょう。
■災害に強い
固定電話は電話回線から供給される、わずかな電力で稼働することが可能です。
そのため、災害により停電などが起きても、電話回線が切断されない限りは利用できます。
携帯電話は通信の混雑で利用が制限される可能性があります。
■充電しなくて良い
携帯電話は、充電が切れると使えません。固定電話は電源が入っていれば使えます。
携帯電話を使用する際には、常に充電を気に掛ける必要がありますが、固定電話はそのような心配は不要です。
固定電話のデメリット
固定電話のデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
■詐欺や営業の電話がかかってくる可能性がある
詐欺の電話は高齢者の使用率が高く、固定電話をターゲットにする事例が多く見受けられます。
営業の電話も在宅の状況を確認しやすく、勧誘を繰り返すのに好都合であることから固定電話にかかるケースが多いです。
■利便性に欠ける
どこでも使用できる携帯電話と異なり、使える場所が固定されてしまうことや、市外局番が異なる場所に引っ越す場合は、電話番号の変更が必要になる点が注意点といえるでしょう。
固定電話を解約しないほうがよい人
固定電話を解約しないほうがよいのは、社会的信用が必要な人や、万が一の災害に備えて電話ができる手段を残しておきたい人、そもそも携帯電話を持っていない人などが挙げられます。
ただし、固定電話があることで詐欺や営業の電話がかかる可能性が高いなどのデメリットがある点に留意が必要です。
メリット・デメリットを比較して、固定電話を契約することのメリットが多いと感じる場合は固定電話を解約しないほうがよいでしょう。
固定電話を解約する前によく考えよう
固定電話には詐欺や営業の電話がかかってきたり、引っ越す場所によっては電話番号を変更しなくてはいけないなど、いくつかのデメリットもあります。
しかし、本記事で紹介したように、通話料金が安いことや災害時に強いなど、固定電話ならではのメリットもあります。
解約を考えている人は、今一度、固定電話のメリット・デメリットを踏まえて本当に解約すべきか、よく考えてから決めることが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー