2024年01月23日

共産・田村智子委員長こそ「パワハラ」 党員除名処分への異論を糾弾 地方議員が続々指摘

共産・田村智子委員長こそ「パワハラ」 党員除名処分への異論を糾弾 地方議員が続々指摘
2024/1/19 産経新聞

共産党の田村智子委員長が18日の党大会で、党首公選制導入を訴えた党員の除名処分に異論を唱えた大会出席者を公開の場で「発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」と糾弾したことを巡り、党地方議員らに「発言者に大会で反論する機会がないのに、ここまで取り上げる必要があるのか」などとハラスメントを指摘する声が広がっている。

渦中の発言は大会2日目、16日の討論で飛び出した。
「何人もの人から『やっぱり共産党は怖い』『除名はダメだ』と言われた。
問題は出版したことよりも除名処分ではないか。
除名は対話の拒否にほかならない。
排除の論理ではなく、包摂の論理を尊重することが党運営に求められている」
神奈川県の大山奈々子県議団長は党運営の在り方にこう苦言を呈した。

念頭にあるのが昨年1月、元党員の松竹伸幸氏が党首公選制の導入など党運営の透明化を訴える書籍を出版した際、党から「重大な規律違反」として除名処分されたことだ。
松竹氏は処分を不服として今大会で再審査を請求し、処分の撤回を求めたが、請求は却下された。
大山氏の発言は「心ある党員の心情にマッチしている。全面的に賛同する。共産党の良心ともいえる発言」(山口県萩市の宮内欣二市議)などX(旧ツイッター)上で共感も広がった。

ただ、田村氏は18日の党大会結語の討論で、大山氏の発言を取り上げて「『除名処分を行ったことが問題』という発言者の姿勢に根本的な問題があることを厳しく指摘する」
「党員としての主体性を欠き、誠実さを欠く発言だ」
「全く節度を欠いた乱暴な発言」
「党外から出版という形で党の綱領と規約を攻撃した者を除名処分にしたことは当然だ。
この政治的本質を全く理解していない発言者に大きな問題がある」など延々と批判した。

党大会の様子はインターネット配信されており、田村氏の発言は党員に波紋を広げた。
共産党のある地方議員は産経新聞の取材に「明らかなパワハラだ。見ていて気分も悪くなった。
田村氏の結語について、地方組織で事後採決する際には一言言おうと思う」と語る。
神奈川県相模原市の今宮祐貴市議も18日、Xに「この糾弾はハラスメントだと考える。謝罪と撤回が必要。
市民の理解は得られない」と投稿した。
愛知県東郷町の門原武志町議は田村氏の結語の直後、党本部に抗議の電話を入れたことを明かし、「ハラスメントの芽を小さなうちに摘む組織でありたいと思う」とXに書き込んだ。
京都府長岡京市の小原明大市議もXで「参加者の発言内容に誤りがあったとしても、参加者全員の前でその個人を極めて厳しく叱責するようなことは、ハラスメント根絶を掲げる組織としてはやってはならない」と訴えた。

田村氏はこれまでベテラン議員や省庁幹部によるセクハラや職場のパワハラには厳しい姿勢で臨む一方、身近な問題には鈍感力≠熹ュ揮していた。
令和4年、当時上司だった小池晃書記局長が田村氏を会合で叱責し「パワハラ」に該当するとして党から処分された際、当の田村氏は「パワハラを受けた認識はなかった」などと語っていた。(奥原慎平)
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<小だぬき>
私は この「除名」に関しては。党中央の誤りだと思います。
松竹氏の「党首公選制提案」「本出版」などに詳しく触れるつもりはありませんが、「幹部会委員長は幹部会委員の選挙によって選出される」とされている以上、公選制は民主̪集中制の組織原則からして導入はできない。今後組織の在り方を含め討論していきましょう」だけで゜除名は党内民主主義の否定になる。
出版物についても 幹部はよくて 党員はダメって 納得できる説明ができますか?
今大会の 大山神奈川県議団長の発言を支持するとともに結語で断罪した田村委員長の会議のルール無視、自由に討論し決定には従うという民主集中制の原則を大会で発言を事後批判する、党に批判・疑問を持つ意見への抑圧、パワハラという重大な規律・モラル違反を委員長自ら犯したと考えます。
自己批判をするのは 田村委員長です。
posted by 小だぬき at 07:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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