これが小池百合子の恐ろしさ...窮地におちいった“女帝”が一発逆転を狙う「衝撃の秘策」
4/12(金) 現代ビジネス
次期衆院選のサプライズ
「まだあの女は死んじゃいない……!」
永田町の住人たちが、小池百合子都知事の動向に引き続き目を光らせている。
4月28日投開票の衆院東京15区補選に小池が出馬するのではないか―とまことしやかにささやかれていたが、結局うやむやに。
ところが自民党都連幹部は「まだ油断はできない。小池はもっと大きな秘策を考案している」と警戒心を隠さないのだ。
「岸田総理が6月に衆院を解散すれば、小池さんが衆院選に出馬するとの噂が流れているんです。
7月7日に行われる都知事選の告示日が6月20日。総理が解散を決めるタイミング次第では都知事選ではなく衆院選に出ることもできるのです」
都知事選を投げ出して衆院選に出るとはアクロバティックな手法だが、小池氏にはどうしても出馬したい理由が二つあるという。
女性初の総理大臣という野望
一つ目はシンプル。「女性初の総理になる」という野望を叶えるためには、このタイミングしかないということ。
もう一つは「政敵」を叩きのめす絶好のチャンスだからだ。
都連幹部が続ける。
「小池さんは東京11区に狙いをつけています。ここは自民党の重鎮・下村(博文・元文科大臣)さんの選挙区ですが、裏金問題で1年間の党員資格停止となった下村さんは、自民党の公認をもらえない。選挙に出ても、大苦戦するでしょう」
そこに、小池氏が割って入る隙が生まれる。
「そもそも下村さんは小池知事のコロナ政策などを事あるごとに批判してきた。
都知事にとっては政敵同然。
『文藝春秋』が都知事の学歴詐称疑惑を再び追及するなか、衆院選に転戦すれば、有権者の目を逸らし、『裏金議員を成敗するため、小池が立ち上がった』と注目され、圧倒的な勝利を収められる」
「まさか」を「もしや」と思わせる。そこに小池百合子の怖さがあるのだ。
「週刊現代」2024年4月20日号より