スタンフォード監獄実験とは?役割が人を変える恐怖と、実験の信憑性をめぐる真実
2/2(月) ラブすぽ
役割を与えられると人は残忍になる?
与えられた役割や状況によって、人の行動はどのように変化するのか。
このことを検証したのが模擬刑務所実験(スタンフォード監獄実験)です。
この実験は、スタンフォード大学の地下に、本物に似せた模擬刑務所をつくって行われました。
参加者したのは、心身ともに健康で、これまで反社会的行為をとったことのない21名の男子学生。
参加者たちはランダムに看守役と、囚人役にふりわけられ、模擬監獄の中で2週間に渡ってそれぞれの役を演じます。
看守役は1日8時間の3交代制、囚人役は24時間の参加です。
リアリティを出すため、看守役はサングラスと制服を着用し、警笛と木製の警棒も支給されます。
一方の囚人役は名前でなくID番号で呼ばれ、足に鉄製の鎖をはめられて監獄に収容されました。
こうして始まった模擬監獄実験でしたが、その影響は実験者の予想以上でした。
時間とともに看守役は囚人役に対して命令的、侮蔑的、支配的な言動をとるようになり、囚人役への精神的な虐待が蔓延。ついには禁止されていた暴力行為も発生したことから、わずか6日で実験は中止となりました。
この実験は、他人を服従させることのできる役割を与えると、人はその役割に染まり、残忍な振る舞いも平気で行うようになる事例とされています。
ただ、その一方で「看守役は自然と残忍になったわけではなく、実験者によって残忍に振る舞うよう誘導があった」とする批判もあり、その実験の信憑性を疑問視する声もあります。

