2018年10月10日

「湿気がひどくてマグロにカビが生える」開場目前の豊洲市場に不安の声が高まる

「湿気がひどくて
マグロにカビが生える」
開場目前の豊洲市場に
不安の声が高まる
10/9(火) 文春オンライン(石井 妙子)

「本当に市場として機能するのか」、「死亡事故が起こりはしないか」、「魚の安全性は保てるのか」――。
 豊洲移転が目前に迫る今、改めて市場関係者の間で不安が高まっている。
総工費6000億円以上をかけた「最新設備」を誇る豊洲市場が開場するのは10月11日。

本来なら、希望に満ちた華やぎに満たされていてもいいはずだが、市場関係者の表情は一様に固い。
これが築地での「最後の日々」になるのか。
「築地に残りたい」という声は根強い 

地盤沈下によって
引き起こされた巨大な「ひび割れ」

「ここにきて、移転推進派だった人たちまで、顔を曇らせていますよ」(仲卸業者・男性Aさん)

 一体、何がそこまで不安視されているのか。
築地市場に赴き、人々の声を拾った。
「築地を離れることの寂しさ、というような情緒的な話ではないんです。
いい話がまったく聞こえてこない」(同前)
 豊洲市場はこれまで土壌汚染問題が、度々、取り上げられてきたが、その汚染状況も改善されない中、ここへきて、建物そのものに対する問題が持ち上がっている。

 そのひとつが、深刻な地盤沈下だ。
 9月上旬、仲卸棟西側で、横幅約10メートル、段差約5センチという「ひび割れ」が発見された。
地盤沈下によって引き起こされた巨大な「ひび割れ」である。
「豊洲の店舗にダンベ(魚や水産物を入れる業務用冷蔵庫)を入れたら、それだけで床が沈んでしまった、という話もあります」(仲卸業者・男性Bさん)
 豊洲は、もともと地盤が非常に緩い。
その上に重厚長大な建物を作った。

先日は、工事を請け負った業者から、「地中に打ち込む杭が十分に支持層(固い地盤)に届いていない」という内部告発もなされている(『週刊現代』2018年9月1日号)。

「豊洲の床耐荷重は本当に、
                    大丈夫なのか」  
緩い地盤、偽装工事……。
ただでさえ不安が募る中、9月下旬になって、突如、豊洲市場内に貼り出された紙が、業者の人々をさらに驚愕させた。

「貼り紙に、『2.5トンフォークリフト、800kg』と書いてあります。
2.5トンフォークリフトといったら、2.5トンの荷を積めるリフト、という意味なんです。
それなのに、800キロまでって。
一度にそれしか運べないのでは仕事になりません」(仲卸業者・女性Aさん)

 この貼り紙は、「豊洲の床耐荷重は本当に、大丈夫なのか」という不安を改めて市場関係者に与えることになった。
ターレ(運搬車)は本体だけで800キロ、荷を載せれば2トン近くになる。
フォークリフトはさらに重く、荷物を載せれば6トンに近い。
築地は1階部分だけが売り場だったため心配する必要がなかった。
だが、豊洲の場合、中卸棟の売り場は4階まである。
床が抜けたりしないか、十分な重みに耐えうる設計になっているのか。不安の声は尽きない。

「とても臭くて白濁していたそうです」
 9月23日には、汚染水がマンホールから噴き出すという、信じ難い出来事も起こった。
仲卸業者のひとりで、「築地女将さん会」会長の山口タイさんが語る。
「仲卸業者が移転の準備のために、豊洲に行っていた時、偶然、見つけたんです。
水は、とても臭くて白濁していたそうです。
たまたま彼らが発見したから明るみに出ましたが、そうでなければ、都はこれも隠蔽したんじゃないでしょうか」

 東京都は、地下水の上昇を抑えるために地下水管理システムを導入。
地下水の水位が上昇した際には、速やかに浄化して、外に排出できると説明した。
だが、そのシステムが機能せず、浄化前の地下水が、そのままマンホールから噴き出したのである。
 地下水は言うまでもなく、汚染されている。

 東京都は、この件に関して「地下水を汲み上げて排水施設に送るための送水管の空気弁に付着物が挟まったことが原因」として、「過去に同様のケースはなく、今後は再発防止に務める」との見解を示した。
だが、この説明では仲卸業者の不安は少しも解消されない。

マグロの身にカビが付着したら……
 湿気とカビは、より深刻な問題である。
「とにかく豊洲市場は湿気がひどいんです。
地下水が水蒸気になって上がってくるのに、建物が密閉型で窓ひとつない。
温度を冷暖房で常に25度になるよう設定しているので、特に夏場は、ダクトを通じて室内にも水滴が生じる。
開店すれば、店内に冷凍庫やダンベといった冷蔵機器を入れ、冷凍食品を扱うわけだし、水も流す。
益々、湿気が出るはずです。

 開場前の今現在で、空調を24時間フル稼働にしても、湿度が70パーセント。
高い時は90パーセントを超える。
だから、ものすごくカビが出るんですよ。
カビは生ものに付着して繁殖する。

一番、心配なのはマグロです。
マグロの身にカビが付着したら、3、4日後に発生する。
豊洲で売る時は目に見えなくても、小売店に渡ってからカビが出ることも……」(仲卸業者・男性Bさん)

 都も、ここまでの湿気とカビの発生は想定外だったのだろう。
開場を目前にして、至るところに、大型の除湿機を断りもなく設置した。
仲卸業者の女性が、憤慨しつつ語る。
「最近になって、突然、巨大な除湿機が無造作に通路にボンボン置かれたんです。
カビ対策なんでしょうね。
でも、こんなものがあったら、危なくてターレを走らせられない

 湿気を除去する根本的な手段がなく、この巨大な除湿機を都は置いたのだろうか。

豊洲では「買い回し」ができない  
市場機能を無視した構造上のミスをあげる声も数多く耳にした。
豊洲は築地のようにコンパクトにまとまっていない。
だだっ広いばかりで、まったく動線を考えて作られていないんです。

これでは、仲卸棟で魚を買って、青果棟で野菜も買う、という『買い回し』ができません。
それに、鮮魚は新鮮さが命。
時間をかけないように機能的に運ばなくてはならないのに、築地の何倍も時間がかかる」(仲卸業者・男性Aさん)

 卸、仲卸、青果棟と、これまでは三つの機能がワンフロアに集約されていた。
階段やエレベーターとは無縁だった。
 だが、豊洲は3か所に建物が分かれており、しかも、それぞれが幹線道路によって分断されている。
また、仲卸棟の積込場や店舗は1階から4階まである。
「それなのに、エレベーターは6基のみ。
4階まで買いに来てもらえるのか。
本来、市場は築地のような平屋が理想なんです」(仲卸業者・女性Aさん)

「あれでは、ターレから荷が崩れ落ちてしまう」
 漁港から大型トラックで運ばれる魚や水産物は、まず、大卸(水産卸)に持ち込まれ、セリや相対取引を経て、仲卸の各店舗に運ばれる。
1日に扱う鮮魚や水産加工物は2016年度で1628トン、青果は1021トンにのぼる。
「築地では、すべての売り場が繋がっていたけれど、豊洲では、卸棟と仲卸棟は別の建物。
地下道で荷物を運ぶことになる。
ところが、その地下道は3本しかない上に、傾斜がきつく、ひどいヘアピンカーブ。
あれでは、ターレから荷が崩れ落ちてしまう。
それに、道幅が狭くて接触事故を起こしそうです」(仲卸業者・Aさん)

 こうした初歩的な設計ミスは、いたるところで指摘されている。
 大型トラックは、大卸のトレーラーヒットに横付けされ、横面扉が開いて、荷を下ろす。
だが、豊洲の設計者は、コンビニなどを回っている一般的なトラックのように、縦付けして、後ろの扉を開き、荷を下ろすものと思い込んで設計していた。

 また、排水溝が設計ミスで浅く、詰まりやすいという声もあった。
「大量の水で魚の血や鱗を洗い流すことができないようでは衛生を保てないのに……」(仲卸業者・男性Bさん)

 市場の命は水だ。
築地では真水と海水で流し清め、排水し続け、食の衛生を守ってきた。
だが、豊洲は水を大量に使えば、構造上の不備で排水は詰まり、さらにはカビが出てしまう。
大変なジレンマだ。

駐車場の数が圧倒的に足りない
 アクセスの点でも、問題は広がっている。
 最寄り駅はゆりかもめの市場前だが、始発でも競りの時間には間に合わない。
 東京メトロ有楽町線の豊洲駅からでは、徒歩で20分。
自動車を使う場合も、駐車場からの距離が遠く、さらには、駐車場の数が圧倒的に足りないことが判明し、追加工事が急遽行われた。
開場すれば、約1800台のトラックやバスが早朝から押し寄せることになるはずだが、周辺の道路環境は整っておらず、橋を渡らなければならないため渋滞が懸念されている。
「豊洲は時間がかかるだけだと敬遠されて、誰も来なくなってしまうのではないか。
市場の機能を理解せずに設計して、手直しもできないという状況だ」(仲卸業者・男性Aさん)

「このまま開場したらパニックになる。
ターレの激突や床の陥没も心配だ。
死亡事故が起こるんじゃないかと心配です。
何より食品の安全性が保てるのか」(仲卸業者・男性Cさん)

 こうした状況を受けて、一部の業者は9月19日、「移転差止請求」を東京地方裁判所に出した。
「よもや都知事が『安全宣言』を出したり、農水省が認可を下ろすとは思えなかった。
私たちは最後の手段として司法に訴えたんです。

都知事は2年前に移転延期を決めた。
それから状況は何も改善されていないのに、今度は何の説明もなく強引に移転を決めた」(「築地女将さん会」会長・山口タイさん)
 豊洲市場が抱える多くの問題を、どう捉えているのか。
今、この状況で市場を開場することは正しい判断といえるのか。
小池都知事は説明を求める市場関係者と真摯に向き合うべきである。
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2018年10月09日

前歯治療には自由診療か保険診療か・・・・。

意外に知らない…
前歯治療は保険が利かない
といわれる理由
2018年10月05日 日刊ゲンダイ

 あなたは前歯の虫歯治療のため歯科医院を訪れた際、
「保険診療だと使える素材も限られるし、長期間使うと色が変わる場合もあります。
自由診療でどうですか」と言われたことはないだろうか?

 改めて費用を計算してもらうと数千円がウン十万円に。本当に保険で前歯を治療するのと自由診療で行うのとでは出来栄えに差があるのか?
 自由診療専門の歯科医師で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

 歯の治療を保険のみで行うか、自由診療で行うかの違いはたくさんある。
保険診療では、治療に使える素材、やり方など細かく制限されている。
一方、自由診療では詰め物・かぶせ物の素材を歯科医が選択し、患者の状態などに合わせた提案が可能となる。

その中で患者がよく聞かされるのが素材の違いだ。
「前歯の治療を保険だけで行う場合、かぶせ物や詰め物の材料は白い硬質レジンが使われます。
レジンとはプラスチック製樹脂のことで、強度がある半面、吸水性があるといわれます。
そのため『プラークが付きやすく、口臭が出やすい。
使っているうちに着色して変色したり、すり減って内面の金属が露出して歯ぐきが黒くなる場合があります』などと説明される患者さんは少なくありません」

 一方、自費診療の場合はプラスチック以外にもさまざまな材料が使われる。
例えば、セラミックだ。
かぶせ物をする場合、通常は金属で補強する内面をジルコニアで製作し、その上にセラミックを使うオールセラミックが可能になる。
これについて「金属を一切使わないので金属アレルギーは出ないし、長年使っても変色や変形、腐食、吸水による口臭が出にくい」などとそのメリットを強調した説明がなされる場合が多い。

 しかし、どちらも保険診療から自由診療へ誘導するための常套句だと木村院長は言う。
保険診療での前歯の治療が、自由診療のそれと比べて機能的に大きく劣るわけではありません。
歯科医師の腕さえあれば見た目もそれなりに満足できるものになるはずです。
そもそも前歯の虫歯は目立つため、かぶせ物が必要となるほどひどいケースはあまりないはず。

保険診療でも使われるレジンでも丁寧に詰めればどこに埋めたか分からないよう治療することは可能で、大体は長期的に問題なく過ごせます。
むしろ、かぶせ物をすると歯は大きく削られてしまい、歯の寿命を短くしてしまう。
慎重でなければなりません」

 ただし、前歯なしは見た目が悪いため、できるだけ短期間ですべてを終えなければならない。
そのため歯科医師は、ある程度の腕が必要となるという。
「どんな歯も、再治療となれば削らなければなりません。
しかし、他の歯に比べて小さい前歯は何度もやり直しはできません。
どの歯もできるだけ短期間で根管治療、修復治療、かぶせ物、ブリッジ治療を終えることが基本です。
しかし、審美的に前歯はそれがより強く求められるのです。
歯科医師は短期間の治療を可能にするさまざまな知識と経験と、技術、治療・検査の装置など総合力が必要とされます」

■費用の違いは何の差なのか?  
むろん、歯科医師の多くはこうした腕は持っているだろうが、問題はそれを丁寧に行うのに必要な時間をかけられるか、だ。

「私は自由診療で歯科診療をしています。
そのため、ひとりの患者さんの診療に半日から1日かけることも珍しいことではありません。
しかし、『この治療は保険点数〇点◯◯円』と国によって金額が決められている保険診療ではそうはいきません。
限られた時間と予算の中でできる範囲でしか治療を行えないのです。
その結果、とにかく患者さんの数をこなすという場合もあり、満足のいく治療ができないケースも出てくるでしょう」

 つまり、患者から「前歯を保険診療の範囲内でやってください」と言われて、「自由診療での治療はどうですか」と提案する保険診療の歯科医院の中には、暗に「歯科医院としても満足できる治療を行うためには、それなりの治療時間を確保するための費用が必要」と言っている場合もあるのだ。
「いまや歯科医院の数はコンビニエンスストアより多いとされており、競争が激化しています。そうした中、

患者さんは
@評判が良くて混んでいる保険診療の歯科医院の10分診療を選ぶ
A評判がイマイチで患者が少ないが、時間をかけて治療はしてくれる保険診療の歯医医院を選ぶ
B費用はかかるが、制約がないため十分な時間と患者の状況に沿った素材を使う自由診療専門の歯科医院を選ぶ
――から選択しなければなりません。

そうした中で、中高年の患者さんが満足のいく前歯治療を受けるには、必要とされる治療レベル、歯科医院の経営状況のバランスを知ったうえで治療場所を選ぶ必要があります」
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2018年10月08日

シドロモドロ答弁必至 桜田五輪相“辞任ドミノ”第1号に浮上

シドロモドロ答弁必至
桜田五輪相
“辞任ドミノ”第1号に浮上
2018/10/07 日刊ゲンダイ

 “お友達”、滞貨一掃、派閥均衡――。
ロクでもない大臣が顔を揃えた2日の新内閣発足で支持率は下落。
醜聞探しに走るメディア関係者からは「的が多すぎて絞り切れない」との声が上がるほどのヒドい顔ぶれだが、2020年東京五輪の経費拡大問題の発覚をきっかけに、早速「辞任第1号」に急浮上したのが、桜田義孝五輪担当相だ。

 東京五輪の経費を巡って、もともと国の費用負担は1500億円と想定されていたものが、実際は既に約8000億円を支出していたことが、会計検査院の調べで4日に発覚。
全体の経費は3兆円規模になり、今後も拡大する可能性がある。

 早速、ネットでは「こんなデタラメな五輪なんか、もうやめて!」「冗談じぇねえ」と批判が噴出。
国民の税金がかかっているのだから当然だが、今月末に召集予定の臨時国会で、野党がこの問題を追及する可能性が高まっている。
その標的は間違いなく、初入閣した桜田五輪相だろう。
 ベテラン野党議員は「当然、今後の大会経費のあり方などについて、所管の桜田五輪相をただしていく必要がある」と息巻いている上、自由党の小沢一郎代表の事務所も、「国会で徹底的に追及しなければならない」とツイートしている。

 厳しい追及にさらされれば桜田氏はシドロモドロになり、答弁に窮するだろう。
官邸からも答弁を不安視されているといい、5日の朝日新聞によると、桜田氏は2日夜の就任会見に際し、安倍首相と菅官房長官から「最初は棒読みでもいい」と、官僚が用意した要領通りに受け答えするよう指示されていたという。

■桜田氏以外にも問題を抱えた大臣が
 そもそも桜田氏は、福島第1原発事故で生じた放射性廃棄物の処分について、「人のいない福島に置けばいい」と放言した男だ。
東日本大震災について、「まだ東北のほうだからよかった」と放言してクビを切られた今村雅弘前復興相じゃないが、問題発言の桜田を五輪相に就けること自体、どうかしている。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。
「桜田氏は所管大臣である以上、誠実な答弁を求められるのは当然です。
お粗末な答弁になれば、野党の追及は厳しくなるでしょう。
そもそも今回の組閣は、レームダック化を防ぐため安倍首相は各派閥の推薦を優先せざるを得なかったのです。
すると、『身体検査』もおろそかになる。
桜田氏の過去の失言について、しっかりと把握しきれなかった可能性があります。

そういう状況ですから、桜田氏以外にも、問題を抱えた大臣がいてもおかしくありません」  
柴山昌彦文科相は教育勅語の一部を礼賛する発言で炎上中。
片山さつき地方創生相も舌禍が不安視されている。

桜田氏への追及をきっかけに、他の大臣にも波及し、早々に“辞任ドミノ”が始まっても不思議ではない。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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