2018年01月16日

「低温やけど」の恐怖!

気づきにくく重症化しやすい
「低温やけど」の恐怖!
冷やしてもダメ!消毒もだめ!
2018.01.12 ヘルスプレス

 連日連夜、冷え込みが厳しい。
湯たんぽや使い捨てカイロが手放せない。

 2017年12月6日、消費者庁は「湯たんぽによる低温やけどに関する注意」を発表。
就寝時は布団に入れたままにせず、温まったら取り出すようにアドバイスしている。
だが、湯たんぽを朝まで布団に入れたまま寝ている人が多いだろう。  

 湯たんぽや使い捨てカイロは、使い方を間違えると低温やけどを招く。

どのような注意が必要だろう?
   気づきにくく、重症化しやすい
 『新版 今さら聞けないスキンケアの正解』 (主婦の友社/よしき皮膚科クリニック銀座・吉木伸子院長)によれば、
低温やけどとは、40度から60度くらいの、比較的低温で受けるやけどだ。
40度で約6時間、44度で2時間、50度で2〜3分で低温やけどを生ずるが、体質、部位、熱源によって時間は異なる。

 人間の皮膚温は36度程度だが、40度でも長時間さらされれば、皮膚のタンパク質が熱変性して壊死する。
それが低温やけどだ。
温熱熱傷(熱湯、火焔、蒸気などの熱による損傷)の1つで、低温熱源による熱傷を指す。
起こしやすい部位は、かかと、くるぶし、すねなど皮膚の直ぐ下に骨がある部位が多い。

 また、低温やけどは、若い人よりも高齢者や糖尿病などの持病がある人に起きやすい。
健康なら体をずらして避けられるが、糖尿病の神経障害のために感覚が低下していたり、脳梗塞や骨折などで体を動かしにくい状態なら、湯たんぽなどに皮膚が長時間触れたままにになる。
寝たままの乳幼児にも注意が必要だ。

 最初は、皮膚がやや赤くなる程度なので、皮膚の変化も目立たず、痛みも弱い。
だが、数日後に皮膚が黒ずみ、皮膚の深部に穴が開くように崩れる。
 このように自覚症状が乏しく、受診まで時間がかかることが多いため、受診時には皮膚の皮下組織が破壊され、手術が必要になる場合もある。
治療に1カ月近くかかったり、やけどの痕跡が残ったりする。
気づきにくいために、重症化しやすいのが、低温やけどの最大のリスクだ。

低温やけどは冷やさない!
「水疱が出る」
「真ん中が黒くなってくる」なら
                    急いで皮膚科へ!
 低温やけどの原因は、湯たんぽだけではない。
電気あんか、使い捨てカイロ、こたつなどの温熱器具のほか、ファンヒーターの前で寝てしまったなど例も少なくない。

知覚が低下している高齢者ならトイレの便座や、ダイエット器具(電極を当てて電気を流し、温度を上げたり筋肉を動かす器具)、スマホなどの報告もある。

 低温やけどを起こす条件は何か?
血行不良(血行が悪いと熱がこもる)、
高齢者糖尿病患者(知覚がにぶく熱さを感じない)、
温度が高くなる環境(使い捨てカイロを貼って毛布をかけて寝る、電車のヒーターの上にすわる)、圧迫(使い捨てカイロの上からガードル、電気あんかに足をのせて上から布団をかける)
爆睡、泥酔などだ。

 特に、あんかや湯たんぽの場合は、毛布や布団をかけて熱がこもる、足に当て圧迫も受けるので、さらに血行悪化するため、低温やけどを起こしやすい。
したがって、あんかや湯たんぽは、体から離して絶対に触れない位置におくか、寝るときは布団から出すようにしよう。

低温やけどを起こした時の
                  注意点は何か?
 低温やけどに気づいたら、まず冷やさない。
血行がさらに悪くなるからだ。
消毒もしない。
赤みがだけ軽症なら、ワセリンを塗って保護する。
だが「水疱が出る」「真ん中が黒くなってくる」なら、急いで皮膚科を受診しなければ危険だ。  

いずれにせよ、低温やけどを起こさないように、十分に注意して暖房器具を使うのが、最善策であることは言うまでもないだろう。
(文=編集部)

*参考
▶︎京都逓信病院
▶︎兵庫県立健康生活科学研究所生活科学総合センター
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

平均年収186万円…日本に現れた新たな「下層階級」の実情 これがニッポン「階級社会」だ

平均年収186万円…
日本に現れた
新たな「下層階級」の実情
これがニッポン「階級社会」だ
2018年1月14日 9時0分 現代ビジネス

平均年収186万円の人々
いま日本の社会は、大きな転換点を迎えている。
格差拡大が進むとともに、巨大な下層階級が姿を現わしたからである。
その数はおよそ930万人で、就業人口の約15%を占め、急速に拡大しつつある。

それは、次のような人々である。
平均年収はわずか186万円で、貧困率は38・7%と高く、とくに女性では、貧困率がほぼ5割に達している。
貧困と隣り合わせだけに、結婚して家族を形成することが難しい。

男性では実に66・4%までが未婚で、配偶者がいるのはわずか25・7%である。
女性では43・9%までが離死別を経験していて、このことが貧困の原因になっている。
生活に満足している人の比率も、また自分を幸せだと考える人の比率も、きわだって低い。

健康状態にも問題がある。
4人に1人は健康状態がよくないと自覚している。
心の病気を経験した人の比率は、他の人々の3倍近い2割に上っている。
そして多くが、
「絶望的な気持ちになることがある」
「気がめいって、何をしても気が晴れない」
「自分は何の価値もない人間のような気持ちになる」と訴える。

暗い子ども時代を送った人が多い。
いじめにあった経験をもつ人が3割を超え、不登校の経験者も1割に達し、中退経験者も多い。
支えになる人も、少ない。
親しい人の数は少なく、地域の集まりや趣味の集まり、学校の同窓会などに参加することも少ない。
そして将来の生活に、過半数の人々が不安を感じている。

どんな人々か。
パート、派遣、臨時雇用など、身分の不安定な非正規雇用の労働者たちである(技能職・建設職など)。
仕事の種類は、マニュアル職、販売職、サービス職が多い。
平均労働時間はフルタイム労働者より1-2割少ないだけで、多くがフルタイム並みに働いている。

なぜアンダークラスが誕生したか
資本主義社会の下層階級といえば、かつてはプロレタリアート、つまり労働者階級と相場が決まっていた。
自営業者などの旧中間階級を別とすれば、
資本主義社会を構成する主要な階級は、
経営者などの資本家階級、
専門職・管理職などの新中間階級、
そして労働者階級であり、労働者階級は最下層のはずだった。

ところが同じ労働者階級であるはずの正規雇用の労働者は、長期不況にもかかわらず収入が安定し、貧困率も低下してきている。
労働者階級の内部に巨大な裂け目ができ、非正規労働者は取り残され、底辺へと沈んでいったのだ。
新しい下層階級=アンダークラスの誕生である。

アンダークラスはこれまで、とくに米国で、都市の最下層を構成する貧困層を指す言葉として使われてきた。
しかし格差が拡大するなか、日本にも正規労働者たちとは明らかに区別できるアンダークラスが誕生し、階級構造の重要な要素となるに至ったのである。
こうして生まれた新しい社会のあり方を「新しい階級社会」と呼ぼう。

2015年に全国の1万6000人、2016年に首都圏に住む6000人を対象に行なった調査の結果、資本主義のメインストリームに位置する資本家階級、新中間階級、正規労働者という三つの階級の間には格差や差異が依然として存在するものの、これらとアンダークラスは、あらゆる点で異質であることが明らかになった。

「新しい階級社会」の正体
それは、程度の差はあれ安定した生活を送り、さほど強い不安もなく、満足や幸せを感じながら生きることのできる人々と、これができない人々の違いである。

『新・日本の階級社会』橋本健二著(講談社現代新書)は、その膨大な分析結果のエッセンスを詰め込んだものである。

アンダークラスは現状に強い不満を抱き、格差の是正を求めている。
これに対してメインストリームの三階級は、格差や貧困を容認する傾向が強く、アンダークラスと対立している。
メインストリーマーたちを前に、アンダークラスはあまりにも無力である。
しかし希望もある。
実は同じように低賃金で働くパート主婦、資本主義から距離を置く専業主婦、そして大資本との競争に苦しむ旧中間階級は、格差に対するスタンスで、アンダークラスに接近している。
所得再分配によって格差を縮小させ、貧困を解消するための政策を支持する傾向が、アンダークラスと同じくらいに強いのである。

新しい階級社会に生まれた、
   新しい政治的対立軸である。
また新中間階級と正規労働者は、格差拡大を容認する傾向が強いといっても、一枚岩ではない。
その内部には、格差拡大に反対して所得再分配を支持し、同時に他民族との協調と平和主義の立場に立つリベラル派が、かなりの比率で存在している。
国政は自民党の一強支配が続いているが、その支持基盤は意外に強くない。
自民党を積極的に支持しているのは、民族排外主義と軍備優先、そして自己責任論にもとづく格差拡大容認論に凝り固まった一握りの人々であり、それ以外は、必ずしも強く支持するわけではない穏健保守とでもいうべき人々である。

また、かつては貧困層にまで広がっていた自民党の支持基盤は、格差拡大の進むなかで次第に浸食され、富裕層に大きく偏るようになっている。
とくに旧中間階級は、かつては自民党の強固な支持基盤だったが、近年では自民党支持率が低下し、野党支持が他の階級より多くなっている。

現状を変えるために必要なのは、格差縮小を一致点として、アンダークラス、主婦、旧中間階級、そして新中間階級と労働者階級のなかのリベラル派の支持を、一手に集めることができるような政治勢力を形成することだ。

すでに支持基盤は形成されつつある。
多くの人々が、新しい政治勢力の登場を待ち望んでいるのである。
posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 ☀| Comment(2) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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