2013年1月28日 東京新聞「私設・論説室」
「お願いします、あの子たちをこれっきりにしないでください。正社員として雇ってください。私たちが何でも手伝いますから」
知的障害者らの雇用を半世紀以上も前から少しずつ増やしてきた川崎市のチョークメーカー、日本理化学工業。
その第一歩は、短期の就業体験をした少女二人の働きぶりに胸を打たれた社員の総意が、会社を動かしたことだったという。
休憩時間も持ち場を離れず、一心不乱にラベルを箱に貼る作業を続けた。
集中力と根気。
働ける喜びがひしひし伝わってきた。
周りの社員が刺激を受けないはずはなく、会社の姿勢に賛同する取引先も増え、業績は伸びた。
今ではよく知られた会社だ。
社員七十四人のうち五十五人が知的障害者。
重度も二十六人いる。
法定雇用率は重度の人数を二倍に換算するため、同社は110%という驚異的数字になる。
企業に課せられる法定雇用率は1・8%だが、半数以上の企業が守っていない。
雇用率を向上させるのは喫緊の課題だが、重要なのは数字を達成することではなく、いかに生き生きと働ける場にするかだ。
施設面から細かなサポート体制まで生易しくはないが、障害者は手帳所持者だけで人口の6%。
発達障害やうつの人を合わせれば、十人に一人と身近な存在だ。
積極的に受け入れて、職場や仕事の方を彼らに合わせていく。
そんな発想が企業にほしい。 (久原 穏)


この記事の切り抜きを、大切に持っているんですが、いつの記事だったか、記録していませんでした。インターネットは、このようなときに便利ですね。ありがとうございました。
まだ13年前、もう13年前なのかわかりませんが、今の時代について行けないように感じています。
いきなり、コメントして、申し訳ありませんでした。
コメントありがとうございます。
時代・世相に流されない自分を大切にしていきたいですね。