「なんでも続けられる人」「すぐにやめちゃう人」を分ける、たった1つの差とは?
3/15(日) ダイヤモンド・オンライン
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。
「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。
これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。
令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。
『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
● 「なんでも続けられる人」「すぐにやめちゃう人」
・世の中には、不思議なほど物事を続けられる人がいます。
毎日勉強する。
習慣的に運動する。
長期的なプロジェクトにも粘り強く取り組む。
・一方で、最初はやる気があっても、すぐにやめてしまう人もいる。
この違いはどこから生まれるのでしょうか。
『ゆるストイック』という本では、その差を「思考の使い方」にあると説明しています。
私たちの思考には2つの異なる方法があります。
〇まず一つ目は感性や感情に基づく「直感的な思考」です。
右脳に関連するこの思考は、瞬時に素早く答えを出せるのが強みですが、多くのエネルギーを消耗するため、頻繁に使うと疲れやすく、精神的な負担が大きくなります。
意志力も本能的な思考に深く関わっているため、使いすぎると燃え尽きやすく、うつやストレス障害のリスクも高まります。
多くの人は、「続けること」を気合いや意志力で乗り切ろうとします。
しかし、これは長くは続きません。
なぜなら、意志力はエネルギー消費が激しいからです。
● 続く人は「燃費のいい思考」を使う
本書は、もう一つの思考のタイプについて説明します。
〇もう一つは、物事を論理的に整理し、一つ一つ順序立てて処理していく「理性的な思考」です。
左脳的なアプローチに近く、精神の消耗が少なく持続しやすい特徴があります。つまり燃費がいいのです。
ただ、瞬発力が求められる場面には向いていません。
ここがポイントです。
すぐにやめてしまう人は、「直感」と「意志」で続けようとする。
続けられる人は、「理性」と「仕組み」で続けている。
気分に左右される行動は続きません。
ルールや習慣に組み込まれた行動は続きます。
● 意志力は「ここぞ」というときに使う
では、具体的にどうすればいいのか。『ゆるストイック』はこうまとめています。
「ゆるストイック」を続けるためには、この2つの思考をうまく使い分けることが大切です。
「意志力と直感」は重要な局面だけで発揮し、日々のルーティンや新しい挑戦は「理性と習慣」のほうに委ねることです。
そうすることで、何事も無理なく続けやすくなります。
たとえば、毎日の運動や仕事のスケジュールだけでなく、新たな活動や学びを日常的な習慣として取り入れることで、意志力の消耗を抑えつつも自己成長を図ることができます。
これにより、エネルギーを効率よく活用し、少しずつ成長し続ける「ゆるストイック」のスタイルが実現できるのです。
つまり、意志力は「緊急用」。
日常の行動は「習慣」に任せる。
● たった1つの差
「続く人」と「続かない人」の差は、能力ではありません。
気合いで続けようとするか。
仕組みで続けるか。
ゆるストイックとは、無理をしないことではありません。
意志力を節約しながら、長く続く方法を選ぶことです。
続く人は、自分のエネルギーの使い方を知っています。
佐藤航陽(さとう・かつあき)
株式会社スペースデータ 代表取締役社長

