2026年04月10日

貯蓄の大敵【衝動買い】。心のブレーキを強化するコツとは?専門家「一つは<自分だけでなく周りへの影響を意識する>こと。もう一つが…」

貯蓄の大敵【衝動買い】。心のブレーキを強化するコツとは?専門家「一つは<自分だけでなく周りへの影響を意識する>こと。もう一つが…」
4/9(木) 婦人公論.jp

「毎月節約しようと思っても続かない…」「貯金しようと決意しても、気づけば残高がゼロ…」こうした悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。
明治大学教授の堀田秀吾先生は、「お金が貯まらないのは、私たちの脳や心には、知らないうちに貯蓄を妨げる『クセ』が仕込まれているから」と語ります。
そこで今回は、堀田先生の著書『科学的に正しい[お金が貯まる]習慣』から抜粋し、世界の名門大学の研究で証明された「科学的にお金が貯まる習慣」をご紹介します。

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◆なぜ衝動買いが起こるのか

スーパーで夕飯の食材を買うつもりが、レジ横のチョコレートに手が伸びてしまったなんてこと、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
こうした衝動買いがなぜ起こるのかは、実は心理学で説明できます。

まず、自分自身をどう見るか、どう考えるかという「自我認識」には大きく2つのタイプがあります。

ニャチャン大学のトゥーらによる研究では、「独立的な自我」(自分=「個人」が中心)を持つ人は、自分の欲求や楽しみを優先しやすく、「せっかくだから買っちゃおう」と思う傾向があるとされています。

一方、「相互依存的な自我」(自分=「人との関係の中の自分」が中心)を持つ人は、家族や友人との関係を大事にし、「これを買ったら家計や健康にどう影響するかな」と考えるため、衝動買いを抑えやすいのです。

◆「未来志向」も重要

さらに、同研究は、「未来志向」も重要だとしています。未来志向が強い人は、「この選択が将来の健康や家計にプラスになるか」を考え、長期的なメリットを優先します。

逆にこの未来志向が弱いと、「今の満足」が最優先になり、つい財布のひもが緩んでしまいます。

たとえば、先ほどのレジ横のチョコレートの例では、もしあなたが「独立的+未来志向弱め」タイプなら、「今日くらいいいよね」とカゴに入れるでしょう。

でも「相互依存的+未来志向強め」タイプなら、「子どもの歯にもよくないし、今日はやめておこう」と判断できます。

◆衝動買いを防ぐ「心のブレーキ」の使い方

幸いなことに、これらの傾向による心のブレーキは、あとから強化することができるのです。

コツは、「自分だけでなく周りへの影響を意識する」ことと、「未来の自分を思い浮かべる」こと。

買い物前に「これは未来の健康や家計にプラスになる?」と自問するだけでも違いますし、家族と「お菓子は週末だけ」などルールを決めるのも効果的です。

こうして少しずつ「今の満足」より「未来の安心」を選ぶ習慣を持てば、衝動買いは減り、気づけば貯金も増えていきます。
今日の選択が、明日のゆとりをつくるのです。

ひとことアドバイス

その買い物は「今の満足」? それとも「未来の安心」?

頭の中で家族と未来の自分にOKをもらってからカゴに入れよう。

出典: Tuu, H. H., Olsen, S. O., & Khoi, N. H.(2023). The conflicting effects of self-construal on impulsive buying tendency toward unhealthy food: The moderating role of future time perspective. Current Psychology, 42, 30262-30276.

※本稿は、『科学的に正しい[お金が貯まる]習慣』(扶桑社)の一部を再編集したものです。

堀田秀吾
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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